2012年10月31日水曜日

東京からの距離

RQWサポーターのマリーちゃんが、久しぶりの現地活動に参加してくれました!
まずは初日のレポートです。
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 いつの間にか暑い暑いと口にしていた夏が過ぎ去り、秋から冬へ季節は変わろうとしています。日もぐっと短くなりアッと言う間に1日が終わります。

 震災から1年7ヶ月、私は久しぶりに現地に足を運ばてもらいました。私は東京から車での移動なのですが現地に向かう時は緊張します。




 今日は歌津での待ち合わせでした。道中、志津川を通りました。津波で被害を受けたこの地区を目にするのは初めてではありません。
  私は運転しながら涙を流してました。ただただ涙が溢れてきました。目にした光景から言葉には表わせない色んなものを感じた気がします。東京では最近感じたことのない気持ちでもありました。

  震災前の景色は私は残念ながら知りません。ですが、また以前の景色や活気が少しでも早く甦って欲しいなと感じました。

 そして今日は歌津で地域のかたがたのためのためのお茶のみ場をオープンする方のお宅におじゃまし、オープンの準備のお手伝いをさせてもらいました。




近所に事務所をかまえるLSAの方々3人も手伝ってくださいました、本当に本当に助かりました。

窓から外は海が見えます。ゆったりとした空間におっとりと安心感のあるオーナーの幸枝さん、とてもいい雰囲気です。この場所がコミュニティカフェとして笑顔になれる未来へつながる空間になって欲しいなと強く感じました。



 まだ今日、現地に入ったばかりですが来て良かったと思いました。私の場合、考えるより行動、自分が動くことでたくさんのことを見て感じれたらと思います。

  最後にこうして1人でも安心して現地に来て活動できる環境を提供してくれるRQWに感謝です! ありがとうございます。

 みなさんと繋がっていることを嬉しく思います!
 このブログを読んでくれているあなたとどこかで一緒に活動できたら嬉しいです。


マリー

2012年10月30日火曜日

あかぎマルシェ★リターンズ

10月27日、28日、ひさしぶりにあかぎマルシェに出店しました。
そして、11/3も出店します。

あかぎマルシェは、神楽坂・赤城神社の境内で不定期に(だいたい、毎月1回)行われる手づくり市です。
http://marshe.info/
この時期10/13〜11/3の神楽坂は、街をあげての「まちとびフェスタ」開催中。そこここでイベントが行われ、楽しい雰囲気にあふれています。
http://machitobi.net/

RQWのブース用に、こんなのぼりを作ってみました。


 というのも、今回のあかぎマルシェから、RQWブースはパワーアップ。編んだもんだら、気仙沼のバラのエコたわし以外にも、つながりのできたいろんな方々の商品を扱うことになりました。たとえば……

 東北ちくちくプロジェクトさんの「totori」シリーズ、ほっこりかわいいフェルトのアクセサリーです。首都圏の、ちいさなお子さんのいるママたちが、石巻のママたちとつながって始まったプロジェクト。いま、石巻市内の手づくりカフェやご自宅で、ひとつひとつちくちく作っているそうです。少しお値段はりますが、すごい完成度の高さですよ。



 左は、岩手の大槌刺し子Tシャツとランチョンマット、コースター。大槌町を象徴する、かもめと、つつじと、鮭がデザインされています。そでまわりや背中にもちょこっとワンポイント刺繍が入っています。
 真ん中の着物地の小物たちは、気仙沼の「ほどーる」さんの商品。シンプルだけど丁寧に作ったバッグインバッグや、ブックカバーが人気です。
 おちょこに入った針山や糸巻きなどの小物は、あかぎマルシェ出店前にたまたま事務所においでになったオーストラリア在住の方の目にとまり、全部売り切れてしまいました!


そして、私たちも取り扱いはじめました、EASTLOOPさんの♥ブローチです。「あら、これいただいたことがある」「前に買ったことあるけど、色違いでもう一ついただこうかしら」ってお客様もいらっしゃいました。震災直後からこのプロジェクトを進めてきたフェアトレードの会社「福市」さん。大阪の元気なおねえさん高津社長にFORTUNE宮城vol.3でインタビューしていますのでぜひ読んでみてくださいね。
http://www.fortune-miyagi.com/

 そしていつものRQWブース名物、エコたわしと、看板娘たち。そうそう、エコたわしにも新しいラインナップが。


右の棚の真ん中あたりにあるのが、「きらり★けせんぬま」さんの小椿ちゃんです。小ぶりなので、ブローチにぴったり。

 27日は好天に恵まれ最高のお散歩日和だったのですが、28日は午前中から雨。テントでしのいでいたものの、途中、テント屋根から水がだだ漏れになり、くりばやし、いまとくのふたりはびしょぬれに!!! 大事な商品をまもるべく、泣く泣く途中閉店となりました。
 11/3はお天気になりますように。どうぞ遊びにきてくださいね。

しお

冬のあったか帽子

10月24日(水) 


この日、登米から気仙沼に向かう車中から、
山の方にできた幅が広く、濃い紫色が印象的な虹を見ました。
(今思うと、この日の嬉しい出来事の前触れだったのかもしれません。)


はしかみ交流ひろばは、講座開始の30分前から大変なにぎわいです。
前週に編み上げたハンドウォーマーをつけてみたり、イチゴのエコたわしを編んでいたり、
それぞれのテーブルで早速編み物談義が始まっていました。


さぁて、今日のアイテムは冬のあったか帽子。
ジョン・レノンというオシャレな毛糸でニット帽を編みます。


あちらからも、こちらからも、「かえ先生、教えてください。」の声が飛び交います。


今日は、昨年ボランティアとして講座運営を手伝ってくれた強い味方、さくらさんの参加で、
ダブル先生でおかあさんたちの質問に答えていきます。






編み物教室ですが、最近のおかあさんたちは、本当に編み物に熱心で、編むのが楽しくて仕方がない様子。

こちらは、今日一番に編み上げることができたおかあさん。
みんなから拍手が起こって、思わずにっこり笑顔です。






本日の私のミッションは、1月に東京で開催予定の編み物教室これまでの軌跡を伝えるイベントに、おかあさんたちにもぜひ来てほしいというお話をすることでした。
前々から計画を練っていたものの、「東京さいくのはどんなもんか。」と反応がこかわったのですが、なんとなんと。


「行きた~い!いつ~?」 と、いきなり開催予定日をメモをとりはじめるではないですか。


想像もしていなかった展開に、なんだか嬉しくて、ほっとしました。

 (活動展の準備の様子は、別途報告させて頂きますね。)






最後になりましたが、本日は、昨年編み物講座の運営に助成くださったローズファンドより、
ジャパン・ソサイエティのパーヴィス夫妻がロンドンから視察に来られました。


海外からの訪問客にもすっかり慣れているおかあさんたちは、「ハロー」でお出迎え。
ところが、本日のお客様は日本で長く住まわれていたということで、
丁寧な日本語で「お邪魔いたします。」のお返事をいただき、少々びっくりな様子。


気仙沼のバラと一緒に。

講座後には、はしかみ交流ひろばを運営するNPO法人生活支援プロジェクトKさんと私たちの活動についてお話をさせていただきました。遠くイギリスからも東北の復興を思い、今も関心を持ち続けて下さっていることは本当に心強いことです。



イギリスよりご寄付下さった皆さま、ありがとうございました。皆さんのおかげで、昨年12月から5月末までの間に述べ1000人を越える方に手づくり講座に参加してもらううことができました。

We would like to thank you very much for your support and grant for our project. Thanks to this, a total of 1000 people living in the tsunami affected area, especially Kesennuma-shi, Minami Sanriku-cho, participated in the handicraft workshops from last December to this May.  



By Kuribayashi


2012年10月26日金曜日

気仙沼「ほどーる」さんへ。



気仙沼で活動する「ほどーる」さんのご紹介です。


ほどーるさんの和小物は、この夏まで銀座でオープンしていた気仙沼ショップで
販売されていましたが、閉店に伴い、販売する場所がなくなってしまいました。
それではぜひ私たちに売らせてください、とご協力することになり、
今月半ばに製作オフィスへお邪魔してきました。

ほどーるさんは、気仙沼在住の2人の女性の団体です。

被災した蔵に残っていた和服の生地を集めて小物を作り始めたのがスタートだそうです。
巾着、バッグインバッグ、コースター、おちょこを使った針刺、糸巻、
そして銀座では完売するほどの売れ筋だったブックカバーなどを仕入れて参りました。
生地の使い方や配色がとても素敵で、糸巻なんて、使う機会がなくても欲しくなるかわいさです!

RQWの東京事務所でお披露目すると、販売会の前に、我々ボランティアメンバーが
一番人気のブックカバーを購入してしまいました。。。


27日(土)のあかぎマルシェで登場しますからお楽しみに!


たうら

2012年10月25日木曜日

南三陸町の元気な女性たち:ワークショップ

南三陸町生活研究グループ連絡協議会のみなさんとのワークショップ。
朝10時半から午後3時半まで総勢18人が集まりました。

グループで申請した補助金で設置する加工場について、進捗具合や問題を話し合います。
意見、疑問、提案、問題点、つぎつぎと出てきます。


ファシリテーター役は、東京の専門家チーム「よいコトnet合同会社」の細川さん(右)&小泉さん(左)。5月から数えて今日が5回目のワークショップ。最初の3回はヒアリングや進め方をグループの世話役数人と相談する会だったので、全員でのワークショップは今回が2回目です。


女性たちの間で発言が出尽くすまで、まったく口を挟もうとしない二人。


議論が出口を失ってぐるぐるまわり出した頃にようやく、生活研究グループの組織がどうありたいのか、それにそって、加工場の話の進め方をどうしていきたいのか、解決の糸口を交通整理してくれます。細川さんの説明はとってもわかりやすく、みんなで、なるほど、と思わず頷いてしまいます。


お昼は、アカモクドレッシングのサラダ、アカモク海苔の佃煮、新米のお握り、10割麹の味噌とキュウリ、てづくり漬物、はっと汁(アカモク入り)をあっと言う間にみなさんで作ってくれました。


アカモク先生こと佐々木先生:「あまりに美味しくて感動・・・。レストラン開業して!」


前回のワークショップ(9/21)ではアイデア出し大会をして、こんなことやりたい、興味がある、なアイデアが、なんとピッタリ100個でました。

「100にぴったり合わせるために、1つか2つ削ったんじゃないの?(笑)」とのツッコミもありましたが、いえいえ、ほんとにピッタリ100個だったんです。

午後は、その100のアイデアを全員で読み合わせしてから、優先順位付け。そして、やりたいアイデアを実現するチーム分けです。小泉さんの優しく絶妙なリードで、あっという間にグループわけがすすみ、5つのチームになった・・・と思ったら、次の瞬間にあちこちで合併がすすみ、数十秒後にはなんと2つのチームになるという摩訶不思議な現象が・・・。

その2つのグループに「リーダー役、チームの名前、みんなでやること、の3つを話し合って決めてくださいね。5分間でやりましょう」と小泉さんが声をかけると同時にワイワイガヤガヤ。なんと「べっぴんチーム」(右)は2分後には全て決まってしまいました。「たねっこチーム」(左)も5分後には決まり。この決断力、行動力、に脱帽です。元気なおかあさん達が集まると凄いパワーですね。



次回(11月)までの各チームへの宿題がでて、今日のワークショップはおしまい。
部屋中に響く笑い声と話がたえない1日でした。

10月24日(水)、いしもとめぐみ








2012年10月24日水曜日

ヨリキのお母さんたちも登場。東北現地のとある一日。

東北に5ヵ月ぶりに帰ってきました。
まだまだ現地で活動を続けるRQWメンバーの
とある一日の動きをご紹介します。

10月20日

この日のメインの活動は、編んだもんだらの販売もしてくださってる
“SAVE IWATE静岡”さんのアテンドです。
朝から、RQW現地スタッフかえちゃん&きよみちゃんは
RQWのシェアオフィスでもあるコンテナおおあみへ。

そのあと私も合流し、アトリエ“さざほざ”をちらりと見学。
初めて被災地に訪れた方も多いので、
途中で通った南三陸町の防災センターにも立寄りました。



防災センターの説明をするかえちゃん

そして、編んだもんだら(アクリルタワシ)の製作現場の見学のため、
歌津の寄木仮設住宅へ。

こちらはタコたわしのピックアップ等で何度かお邪魔していて、
編み手のお母さん達と久しぶりの再会。
夏に東京でアクリルたわしの販売のお手伝いをしたことを話すと
「どんなだった?」と、みなさん興味津々。

やはり、自分たちのつくった物がどうやって売られて
どういう人が買ってくれるのかとても気になるようです。

その後、“SAVE IWATE静岡”さんが持ってきていた
販売の様子の写真を集めたファイルを、
お母さん達とても嬉しそうに見てました。





販売風景を眺めるお母さん達。夢中です。



帰り際、お母さん達に集合写真を撮らせてもらいました。



 編み手ネーム、左から、
しんちゃん、うたちゃん、松ちゃん、ふーちゃん、田仲のみっちゃん。


“SAVE IWATE静岡”さんはこのあと気仙沼の復興商店街へ。
お疲れさまでした。


私たちは2階のお部屋を倉庫としてお借りしている、
同じく歌津にあるカフェ・ド・リアンさんへ。
こちらではカフェのテーブル等の発注のお手伝い。
途中で近くの平成の森のレストランで昼食。
戻って作業の続き。終わって倉庫からお手玉をピックアップ。


発注作業をするかえちゃん。
こちらのカフェでは、絆ロール販売中です。
お借りしてる2階の倉庫。




その後お手玉を配達。
RQWのシェアハウス、通称探偵ハウスへ帰宅。

お疲れさまでした。




さくらだ

2012年10月23日火曜日

今度の日曜は井の頭公園ジブリの森のお隣へ

 2012年10月21日  日曜日
都内6箇所のメイン会場を中心に、「全国都市緑化フェアTOKYO」が9月29日(土)から10月28日(日)までの30日間にわたり開催中です。その会場のひとつ、武蔵野の面影を残す井の頭公園 西園エリア (ジブリ美術館の南)では、特設ステージも設けられイベントも盛り沢山。 お庭はもちろん素敵なアートにも遭遇できます。

ツリークライミング体験、参加した〜い
蓮の葉ドラム、ガンガン叩いちゃえ〜

特設ステージではイベント盛り沢山




その中のTOKUZOUさんの素敵なお庭の一角でエコたわしを販売させて頂きました。気持ちの良い秋の高い青空に恵まれて沢山の人で賑わいました。

香りの庭 TOKUZOUブース前で販売













TOKUZOUさん
切り株ベンチに大喜びのメカビー君達
やっぱり秋の空気は気持ち良い〜
TOKUZOUさんの石組みは大したもんだ
なにか〜
やはり来場者の皆さんお花好きの方が多く、午前中にはバラや椿のお花のエコたわしはほぼ売り切れてしまいました。午後には海産物のたわしも品薄状態になり、ついに残り3つで店じまいになりました。ご近所の方にもバラ買いたかったわ!今度はいつ来るの?と聞かれ、もっと持ってくればと悔やみしきりでした。そこで来週28日の日曜、このイベントの最終日にもう一度販売いたします! 武蔵野散策を兼ねて、アウトドアで伸び伸びしたエコたわし君達に会いに来てください。

「全国都市緑化フェアTOKYO」〜10月28日(日)
10月28日(日) のみエコたわし販売 10:00~16:30 
 井の頭恩賜公園 西園エリア (ジブリ美術館の南)
テーマガーデンゾーン 香りの庭 TOKUZOUブース内
http://greeneryfair-tokyo.jp/spot/inokashira/post_66.html

吉祥寺駅より徒歩15分
駅からバスも沢山出ています。明星学園入口バス停 徒歩1分
http://www.odakyubus.co.jp/

公園内の木々のあちこちで竹風鈴が様々な音を奏でてとっても素敵です。植栽をはじめ庭関連の販売だけでなく、美味しいキッシュやお洒落なカフェなども設営され大人も子供も楽しめる沢山のイベントが開催されています。巨大な温室のような「花の庭」では天井から吊るされた沢山のお花の下でお茶や食事もでます。散策にはもってこいの季節、吉祥寺駅から公園内をゆったりお散歩がてら、ぜひお越しください。

巨大な温室のような「花の庭」
木々の中で可愛い音を奏でてます















はく

2012年10月18日木曜日

秋の販売スケジュールのお知らせです!

恒例の編んだもんだら&バラのエコたわし、秋の販売会目白押しです!
ご家族、お友達など周りの方にもぜひお知らせ下さいね。
販売ボランティアも随時募集しておりますので、お手伝い頂ける方は rqwomen@gmail.com
までご連絡お願い致します。


★「全国都市緑化フェアTOKYO」
  10月21日(日)10:00〜16:30

  井の頭恩賜公園会場 西園エリア(ジブリ美術館の南)
  テーマガーデンゾーン 香りの庭 TOKUZOUブース内 
 
  吉祥寺駅より徒歩15分 
 http://greeneryfair-tokyo.jp/spot/inokashira/post_66.html

  駅からバスも沢山出ています。明星学園入口バス停 徒歩1分
 http://www.odakyubus.co.jp/cgi-bin/search/viewdia_merge.cgi?   busstopcdto=31&dia=1&newdia=&busstopcd=27&routeno=&chk_sel= 

  
★ アイランドフェスタ江の島 かながわ女性センター(江ノ島)
 10月21日(日) 10:00〜16:00
 http://npocafe.f-  npon.jp/event/ai1ec_event/2012%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E6%B1%9F%E3%83%8E%E5%B3%B6/?instance_id
  
  
★ あかぎマルシェ 神楽坂 赤城神社
 10月27日(土)、 10月28日(日)、 11月3日(土) 10:00~17:00(雨天中止)
 http://marshe.info/


★中目黒マルシェ
  10月27日(土)、 10月28日(日)(時間未定、詳細は下記サイトをご参照下さい)
   アトラスタワー前 交通広場(一部アトラスタワー内でも開催)
   http://www.nakamearukas.net/event/marche2012.html

★ 常総生協 生協まつり 守谷駅徒歩7分 常総生協
 11月3日(土)10:00-14:00
  http://www.coop-joso.jp/event/news.html#festival121103


あかぎマルシェでは、素敵な新商品もお目見えする予定ですよ。

皆様のご来場をお待ちしております~♪












2012年10月17日水曜日

YORIAI (寄り合い)はじまりました。


10月17日(水) 夜7時 雨降る渋谷で

RQWの東京での新しい活動、YORIAI  のはじまり。







第一回の告知文でも書きましたが、震災が起こったあの日から、
それぞれが不安や心配を抱え、守りたいものがあることを実感し、
暮らしを見直したり、有事に備えることを考えたりしたんじゃないでしょうか。


あれから1年7か月。すっかり日々の生活に追われ、忘れてしまっていたり、
その時から気づいたら、大して何もすることなしに過ごしてきてしまっていること
もあるかもしれませんね。




RQWが被災地での活動を続けている中で、メンバーひとりひとりが感じていることは、
いつどこで起こるかもしれない地震に常に万全に備えておくことはできないけれど、
備えていくことはとても重要だということ、でもそれは簡単なことではないし、
ひとりだけで大事に対応できることでもない。

だからこそ、寄り合って、みんなで食卓を囲み、
それぞれの考えを話しながら、行動にしていくきっかけをつくることができたら、と思いました。



そう、このYORIAIは、ゆっくり落ち着ける場所で、食卓を囲んで話すことを大事にしています。









はじめましての自己紹介。

参加者は、RQWのサポーターさんや初めてRQWの活動に参加して下さった方を含め、計8名。



「今日YORIAIに参加しようと思ったきっかけ」を話しながら、
参加者それぞれの震災の日からの思いや変化を共有しました。


それぞれの人生の中で突然起こった震災。

タイミングというのがあるようです。


きっかけにつながることもあれば、
すぐには左右されなかったことも徐々に変化してきていることも。


だから、東北への関わり方だって違っています。





とりに足らない自分自身のことと思っていても、誰かに話してみると、


ふーん、へぇー、ほぉー、(笑)(笑)、なるほど!


誰かに響くこともあるようです。








第一回参加者の皆様、ありがとうございました。




次回からは、テーマを決めて考える時間も作っていきたいと思います。


来月からは、第4週の水曜日に変更して、毎月開催していきますので、
引きつづきよろしくお願いします。


くりばやし











2012年10月13日土曜日

色あわせって、難しいけど楽しいね

 いままで開催した仕事スキルアップ講座の参加者の声を聞いているうち、たくさんの方が「配色」や「カラーコーディネート」に苦手意識を持っていらっしゃることが発覚!
 いろんなかたのアドバイスを得ながら、10月11日に歌津管の浜ではじめての「RQW配色講座」を行ないました。講師は、いつもは編みもの教室を担当してくれている帽子デザイナーのかえちゃん。色と素材には並々ならぬこだわりがあります。「あああ、お話したいことがたくさんある!」と前日は眠れなかったとか。


 4グループ12名の方が参加してくださいました。最初はちょっとだけアカデミックに、色の基本についてお勉強。色それ自体が持つ印象や効果、色相、明度、彩度、それから色相環から同系色や補色の関係、色の組み合わせによって生まれる効果の例……

 という時間は20分程度で終わり、早速、実技タイムです。

 まずは、お手玉を教材に、布の組み合わせが与える印象で「よいと思うもの」「違和感を感じるもの(こちらの言葉では「えずい」というのがぴったりだそう)」を選んで、2〜3人のグループごとに話し合ってもらいました。

これもすてきねえ

悩んじゃいます

 グループで結論が出たら、それを選んだ理由をつけて、みんなの前で発表します。「みんな紫系で統一されてるから」「素材がつるつるしているところも同じ感じで……」うんうん。みなさん、他のグループの意見にも興味津津。そして、かえちゃん先生の講評と、ポイント指摘が入ります。「色の強さが違いすぎると、弱いほうの色が負けて、汚く見えてしまうことがありますね」に「なるほど〜〜〜」の声。

最後は、もうちょっと実践的な課題。ブックカバーを作るとしたら、外側、内側、糸にどんな布合わせをしますか?



今度は一人ずつ考えます。色だけではなく素材感もあるのでちょっと大変。みなさん、わいわいがやがやと、意見交換しながら選びました。

よく考えて選んだ組み合わせはどれもステキでした

 RQWが今年度力を入れている活動のひとつが、がんばっている女性グループの「エンパワーメント」。聞き慣れないことばですが、私たちは、「自らの力をつける」という意味で使っています。手づくり品を制作・販売している方々を対象に、スキルアップ講座をはじめたのもそんな思いから。
 「よかった、ためになりました」って言っていただけたのが何よりです。配色講座はまた少しずつやっていけるといいなと思っています。

しお