2012年9月29日土曜日

RQ鱒淵小学校閉所式

9月23日(日) 24日(月)

1年前の夏、西日暮里の事務所は朝から電話が鳴り続けていました。
「はい、RQ市民災害救援センター、東京本部、ボランティアの◯◯です」このフレーズも皆の口からスムーズに出る様になっていました。数多くのRQバスの予約や問い合わせを受け、沢山のボランティアと荷物を積んで現地へ向かうRQバスをお見送りして。

そして現在大震災以来1年半が経ち、RQを通じて現地入りし活動したのべ4万5千人を超える皆様、お疲れ様でした。その活動拠点の旧鱒淵小学校は最後続々と集まったOB、OG、初めてのボランティア含めての大掃除部隊によりピカピカになって、ついに23日夕方から登米市長はじめ地元ご来賓をお迎えして閉所式を行いました。
現地長期スタッフ、リピーターの方、厳しい現実に直面しながら共に活動した人達にとって特に同じ釜の飯を食った戦友の様に強い結びつきを感じ、懐かしい時を振り返ったのではないでしょうか。そして地元地域の方々に暖かく支えて頂いたこのご縁は財産だと思います。そのことがあらゆる所に凝縮して現れていた感謝の閉所式となりました。
すっかり涼しくなった登米、地元のお母さんが作ってくれたお料理、特別はっと汁は美味しかった〜ご馳走様でした、そしてありがとうございました。

翌日月曜もインターンのリーさんとお片付けをお手伝い。服の段ボール詰め、お昼ご飯を作り、台所の片付けなど引越荷造り。ひとり、またひとりと帰りを見送っていくと午後には10人程度に、校舎がガランと妙に広く感じて、終わってしまうんだな〜っとひしひし感じながらの作業でした。これからも地元の方との交流は続き、先ずは米川地区の運動会があり脚に憶えのある方募集中だそうです。

そしてRQWはその母体のRQの素敵な求心力のDNAを継いで
現地が元気になる様に更なる活動は続きます。
はく

2012年9月20日木曜日

総会開催報告

9月15日(土)


総会@東京支部 西日暮里


今日は、RQW 2年目の主な事業計画と予算案を発表する大事な会議、

とはいいつつも、

時間ぎりぎりにポツポツとやってくる現地スタッフ、

せっせと会場準備を進める賛助会員とサポーター、

ここ西日暮里にいつものRQWの時間が流れはじめます。



アドバイザーのお二人は、京都と仙台からスカイプ参加ということで、
3拠点がつながる約2時間半の総会でした。




まずは、コアメンバーより今年度の活動計画を報告しました。

南三陸町での新たな取り組み、女性グループを応援する活動、

昨年の「冬の編み物講座」を経て、今年も継続「お楽しみ講座」、

手づくりをもっと真剣に、取り組む女性たちに「スキルアップ講座」の導入など、

地域の特色を学び、そこで出会った人たちの声に耳を傾け、
自分たちのできること、
外部からの助っ人を適宜導入しながら、やっていきます。


それから続けて、予算案、現状の課題、現地の近況報告などを行いました。






本日、紅一点は、女性の中に混じる代表の広瀬さんとオブザーバーの江本さん。





総会の後は、みんなで食べたいものを持ち寄るポトラック形式の交流会。






乾杯はやっぱり、ビールです。

あらっ、みんな、神妙な顔つきですね。

その前の総会にて、これからの活動への意気込みと、課題を共有し、
その場の一体感が高まった一瞬だったかもしれません。


この後、みんなで『わかめとめかぶのうた』を鑑賞。
とても素敵な動画が出来上がっていますので、こうご期待!!
近いうちに販売会などで皆さまにもご覧に入れますね。



クリバヤシ

2012年9月18日火曜日

RQW支援の輪、山陰へも広がってます!


気仙沼のバラや編んだもんだらを日頃から販売してくださるところは、首都圏のみならず関西や九州にもありましたが、9月より、鳥取県内でも販売が始まりました。米子市2店舗、境港市2店舗です。

ナチュラルショップ「あをん」 (米子市)  ↓




自然食品のお店 「あわや」 (米子市)



民間で開設されている、子育ち支援空間 「子己庵」 (境港市) ↓




つぶつぶランチサークルおひさま (境港市)
自宅でお料理教室をされている方


これは鳥取から支援を続けてくださっているセレンさんが、ご協力いただけそうなお店などを探して足を運んでくだいました。
ご自身のブログでもこれらのお店が紹介されています。


そのほかにもバザーやチャリティイベントでの販売の機会を集めてくださっているとか。セレンさんは夏に開催された大阪でのアルティメット&ガット世界大会での出店にも鳥取から駆けつけてくだった心強い支援者です。

山陰での活動の輪がさらに発展することを楽しみにしています!


reported by さちこ

2012年9月14日金曜日

エコアンダリアで帽子 その2

くりみっちゃんからの素敵な講座報告から大分日が経ってしまいました。。。
帽子作り2回目の講座報告です。


はしかみ交流広場での手づくり講座は、今まで物資として送られた毛糸や手芸糸を使って講座を展開してきましたが、それもこの日で最終となりました。

9月からは、ささやかながら少しだけ材料費を頂くことにしたのです。
とは言っても、実費の5分の1以下、ワンコイン(¥100)ですが。

というわけで、8月は材料費が掛からない最後の月。
9月からも変わらずみんなに来てほしい!という願いから、やや奮発してエコアンダリア2玉で作る帽子を導入してみたのでした。

これが編み図通りに作ったサンプルです。

帽子は、出来上がるまで時間がかかるので、講座1回目でクラウン(頭の部分)を作り、2回目にブリム(つば)を作って完成の予定でした。

が、今までの経験からして、2回目の講座まで待てなくて、家で完成させてきてしまうお母さん達がきっといるので、念のためコサージュもいくつかパターンを用意しておいたところ、案の定出来上がったものを持ってきていました~♪
コサージュ、用意しておいてホント良かった。

そして、2回目の講座には、なんとワタクシの師匠が東京から参戦して下さり、コサージュのほとんど全てをお母さんたちに教えてくれたのでした!
ラッキー~&らくち~ん。そして教え方も上手い!見ていて安心でした。

さて、こうしてコサージュも付けて出来上がった帽子。
同じ編み図からこれだけのパターンの帽子が出来上がるのは、もう圧巻というほかありません。

それでは、クリエイティブなお母さんたちの誇らしげな表情をどうぞご堪能ください。



ブリムの周りに飾り編みを施した完成度の高い帽子と
この日一番の笑顔!
 




寡黙なお母さん、編み進みが遅い人の小物をそっと手伝う
心優しい人なのです。

 
首に巻いたタオルをあわてて取ったけど
ごめんね、遅かったみたい・・・。



帽子を4つも作って持ってきたおしゃれな人
自信が伺えますね!




まだ途中だけど、かぶっちゃった。
つばは後で付けっぺし。
 
 
すこしクラウンが小さかったかな?
ブリムを大きくとって個性的な形に。

ブリムを上げるとこんな感じ
ショートヘアによく合ってるね。
 
冬の季節のある日のこと、自分たちが作ったお揃いのニット帽をかぶって、一列に並んで歩いていくお母さん達の姿をどなたかが見かけ、実に微笑ましかったという話を以前聞きました。
 
そんな風に仲良くこの帽子もかぶってくれたらうれしいなと。
9月に入っても、なお暑い日が続く気仙沼からの講座報告でした。
 
   
                                                 muramats-u
                                                

2012年9月12日水曜日

銀座がなくてもRQW♥気仙沼!

銀座気仙沼ショップ閉店のニュースで、みなさんからとても残念、悲しいという声をいただいております。
しかし、

人の縁は続くのです。

9月中に都内で行なわれる気仙沼関連イベント、Yuichiさんのfbよりコピペ許可いただきましたので転載しまーす。さらに転載元のゆりえちゃん、調べてくれてありがとう!
秋の味覚は気仙沼から! みなさん、ぜひふるっておはこびください。

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元気ですかっ!!元気があれば物産展にも行ける!

ゆりえちゃんがまとめた9月の気仙沼関係のイベントを転載します

●三越日本橋本店「オンリー・エムアイ東北特 集」(B1Fフードコレクション)
9/12(水)~18(水) 斉吉商店さん出店中!
http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/sweets/

●横浜高島屋「大東北店」(8F催事場)
9/12(水)~17(祝) 気仙沼横丁から、かに物語さん&手打ちうどんみずきさん出店中!
http://www.takashimaya.co.jp/yokohama/movie_daitouhoku/index.html

●目黒のさんま祭り 9/16(日) 目黒田道広場公園にて開催!
http://sanmasanba.web.fc2.com/

●金沢文庫芸術祭1DAYイベント
9/16(日) 横浜市海の公園・お祭りフード広場にて、リアスの仲間よっしー&兄さんが亀山ホルモン出店!
http://www.bunko-art.org/home/?page_id=689

●Kesennuma,Smiles
9/30(日) 文化放送メディアプラスホール12Fにて開催!
http://www.jcm.gr.jp/kesennumasmiles/index.html

行ぐぞーー!
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しお

2012年9月7日金曜日

ダンボールで裂き織りコースター

 裂き織りって知っていますか? 布が貴重だった時代には、痛んだ着物は最後には細く裂いて糸にし、ふたたび織物にしていました。東北の農村でもかつてはよく作られていたもの。いまは、工芸品として、素敵なバッグやインテリアに生まれ変わっています。ファイバーリサイクルの究極系ですね。

 RQWが、お楽しみ講座の展開でコミュニティ作り支援活動をしていると知ってくださった唐桑の小原木公民館の方から、「簡単に取り組めて、ちょっと面白い手工芸はないでしょうか」と、お話が来たのが7月。それから相談を重ねて、ダンボールで作る簡単裂き織りをやってみましょうということになりました。

2回セットで、道具もゼロから自分たちで作ります。
初回は8月23日。



 ダンボールにカッターで切り目を入れて、割り箸を使ってこんな風にすると……織り機のようでしょう! 緯(よこ)糸を通す杼(ひ)も割り箸で作りました。



 こうして織りはじめたあたりから、「そういえばうちにも昔、機織り機があった」「ばあさまが織っていた」なんてお話が次々飛び出してきました。そう、ここ唐桑は「桑」というだけあって、かつては養蚕と絹織物も盛んだったところ。御本家ではだいたいお蚕様を飼っていたものだそうです。

 今回は小さなコースターを作りましたが、だんだん手が慣れて上手に織れるようになれば、もっと細い緯糸で繊細なものを織ったり、小さいパーツを縫い合わせてパッチワークのようにしたり、大きなダンボールでマットを織ったり、冬になったら毛糸を織ってもいいわけですし、みなさんも話をしながら夢を膨らませてくださったみたい。
「うちのお父さん大工だから、木で織り機を作ってもらおうかな」ってお母さんもいらっしゃいました。

 講座修了後に、公民館の熊谷さんからいろいろと示唆に富むお話をうかがいました。地域は日常に戻ろうとする段階であるのに、震災で生まれた地域のひずみやわだかまりはなかなか元にはもどらないこと。あらたな地域コミュニティの為に「公民館」が果たせる役割は小さくないということ。唐桑愛と熱意にあふれた、すばらしい女性と出会えて感激しました、つないでくださった「えがおのたね」さんありがとうございました。

しお






2012年9月5日水曜日

ありがとう銀座いきなり市場〜パーティー編

  あずさちゃんに続き、8月26日のRQW銀座いきなり市場での最終販売会レポート、夜バージョンです。

 お店を閉める直前に撮ったのがこの写真。みなさんお疲れさまでした。

 販売会の後、当日販売に入ったメンバーで夜まで残れる人+イベント班で中野哲学堂販売の時にお世話になったメンバーは、僭越ながらショップの一般向けファイナルパーティーに参加させていただきました。当初は入場料が設定されていたはずなのに直前になって「やっぱり無料にしました」と言ってくださって、え??? いいんですか?

 そして、パーティーは……
気仙沼在住のシンガーソングライター、熊谷育美さんのミニライブから始まりました。
http://kumagai193.com/
↑サイト上で、6月20日に出たシングル「強く」を視聴できます。震災以来の心の移り変わりを歌とトークにたくみに織り込んだ迫力満点のライブにみな引き込まれるようでした。

 次は
 藤田信宏さんの太極拳演舞。
http://fujita-nobu.jugem.jp/
これもすごかった。「気」が充満するとはこういうことかと、演武のあいだ10分間まるきり目が離せません。

 このあたたかい雰囲気はいったい何? このあたりでだんだん気がつきました。私たちもしかして、おもてなしいただいてる!?
 気仙沼からいらした商工会議所のお2人のゲストが、このお店がどれだけ地元を勇気づけたかと話してくださいました。この会の主旨のひとつが、気仙沼の復興を支援した人に感謝を伝えたいということなんだそう。それから出てきたお料理とお酒が物語っています。マグロの漬け(絶品!)、珍味・メカジキのハモニカ(いつも店頭で気になってました)、カツオにさんまに……etc.気仙沼名物があれもこれもと、テーブル狭しと並び歓談ムードも盛り上がるなか……。


 じゃーん、なんと銀座いきなり市場とゆかりのある団体からのスピーチ、トップバッターはRQWのクリバヤシミチコがつとめさせていただきました。このお店の企画運営に尽力してこられた(株)リヴァンプの担当者登坂さんからも「会場に活気と一体感を生んだ素晴らしいスピーチ」だったと、お褒めの言葉をいただきましたよ。

中野哲学堂販売の時にはとりわけお世話になった斎藤さん、販売会でいつも頼りになる伊藤さんと一緒に。代官山での販売会、新宿での陸前高田動く七夕などのイベントにもRQWを呼んでいただきました、感謝!

できることをできる場所で、熱く支援し続ける姿にいつも脱帽。今日はなんとキッチンに入っていたという、池田アニとRQWの面々

この日の感動のひとこまその1。昭福丸の大漁旗、神戸の方々のメッセージ入りで持ち主の臼井さんのところに帰ってきました。300枚以上失った大漁旗の中で戻ってきたのは初めてだとか。伊藤さんの粋なサプライズ。会場のみんな、涙を禁じ得なかった瞬間です。


この日の感動のひとこまその2。ローテーションでショップを支えてきた気仙沼のみなさん。左端が、ずっとこの店を預かってきた気仙沼地域振興会社の局長、及川さん。昨年10月以来、ほんとにいろんなことがありました。思いがあふれて、会場のみんな目頭が熱くなる瞬間その2。

 この9か月、ショップを通じてRQW東京チームのみんなも気仙沼、三陸地方を身近に感じてきました。そして、こんなすてきなパーティーに参加させていただいたらもう、気仙沼との縁はずっと切れることがないなと感じた夜でした。
 銀座いきなり市場は8月31日で閉店しましたが、これからも気仙沼の復興を応援していきますよ!

パーティー会場でも「エコたわし買いたい」という人がおられてコソコソ販売してたら、スタッフの方から入り口で大っぴらに売りなさいよと言っていただき……しかも、ハッピ姿のおとうさんたちが呼び込みまでしてくださって、なんてあったかい会なんだとホントに感激です。酒ちゃん今日も販売ありがとう〜。
しお