2012年11月3日土曜日

YORIAI 第二回


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渋谷にあるナチュラルフードカフェ、デイライトキッチンの大きな食卓を囲んでの
第二回YORIAIのテーマは、「はたらく女子&男子の防災アイテム」。



東京23区の昼間の人口は、約1200万人。
日本の人口の約9%に相当する人がぎゅっと都心に集まってきている状況。
昨年の東日本大震災では、昼間に発生したため、鉄道等の交通機関が止まり、
515万人の帰宅困難者(311日のうちに帰宅できなかった人)が発生したと言われています。地下鉄の駅構内で一夜をあかしたり、途中で帰宅をあきらめて会社に寝泊まりしたり、自分の身近な友人でさえ、そんな体験をしているのだから、本当にみんなの想定外、パニックだったのだと思います。


そのパニック状況でみんなの危機意識が急上昇して、個人による食料の備蓄、防災グッズの備えが一時的に行われて、商品によっては売り切れまで発生してましたよね。
かくゆう私も防災グッズ一式が詰まったリュックを買い込んだうちの一人です。


そんな状況に対応するため、東京都では帰宅困難者対策条例が制定されているのはご存じですか。そういえば、最近会社の食料備蓄の量が増えたような気がする人も多いのでは?!

参考:



こうやって自治体や企業が行っている対策に反して、震災から月日が経つにつれて、個人の危機意識はどんどん低下していっているように感じるのは私だけでしょうか。



RQWの活動で被災地に何度も訪れる中で、地震直後のお話を実際に聞くと、当たり前ですが、普段の暮らしの中に突然襲ってきて、パニックの中で助けや支援の手にたどり着くまでの壮絶な体験をされています。それらは、これまで大して自分事に考えられなかった災害のことも、「もしもの時」に対する恐怖は以前よりも何倍も強く感じられるようになった気がしています。

そんなことを考えるようになった頃、ちょうど地震学者の大木聖子さんが出演されているテレビ番組を見ました。彼女が大学生に防災の備えの話をした後、次の授業までに学生たちは誰もそのグッズを備えていなかった様子を見ながら、地震がいつどこで起こるかを正確に予測できないことと、だからこそ日頃からの備えが大事だということを伝えているのに人を動かせないこと、それでも自分にできることをやっていこうと奮闘する彼女の姿にすっかり感化されたのでした。きっと彼女が独身で同じ年だったことも影響していますね。


そんな訳で、彼女が呼びかけていた笛をすぐに購入して、ミニLEDライトとともに持ち歩くようになったのでした。いまでは化粧ポーチと同じように、防災グッズを入れたポーチをカバンに入れて携帯するようになりました。





前置きが随分長くなりましたが、こんな私の思いもあって、今回のYORIAIでは、みんなで防災アイテムの話をすることになったのでした。





今回、参加してくれたみんなからの提案アイテムは、こちら。


ヘッドライト・・・  

意外と小さなサイズものもあって、カバンの中にも入れておけるそうです。
確かに、もしものときには、両手がふさがっていることもあるので、
ヘッドライトはおススメですね。

歯ブラシセット・・・

災害時のオーラルケアは避難所などでの感染症を防ぐためにも
とっても重要なんだそう。

注)あっ決してこちらの商品の広告目的ではないですが、ご参考まで。
http://jp.sunstar.com/bousai/ 


羊羹・・・
     
小さいポーチに入るミニサイズで、美味しい上に、賞味期限が長いので、
保存食にぴったり。
もちろん、緊急時じゃなくても、残業時の夜食にしてもいいのが嬉しいですね。


連絡カード・・・

家族や大事な人の連絡先と公衆電話用の10円玉。

今回の震災時には、携帯の充電が切れてしまって公衆電話に
並んだ人も多いようです。
いつもは携帯の電話帳に頼りっきりで大事な電話番号も
覚えていないこともありますよね。
そんな人には必須アイテムかもしれません。








全然何もしていなかったいうメンバーもみんなの声を聞いていると、
自分のできる範囲でやってみてもいいかな、という気持ちがわいてきた様子。


YORIAIで話し合える知識やアイデアは、限られれているけれど、
あらためて話し合う時間をつくっているからこそ、
参加者の情報共有密度は高めに、
行動に移してもらうハードルは低めにやっていけたらいいなと思っています。




最後に、みんなで渋谷区の防災地図を見ながら、避難所や危険な場所を確認しました。
日頃から自転車や徒歩で確認しているという人も意外な平時ではわからない意外な
落とし穴があるかもしれませんね。


さてさて、毎月一回のYORIAI開催を守るべく、第三回へ続きます。


継続は力なり。を信じて。






クリバヤシ















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