2012年4月28日土曜日

始まりと終わりとありがとう


426日、南方仮設住宅で編み物講座。
始まりがあれば終わりがあります。


今回は前回の続きでイチゴのエコタワシとネットバッグ。
前回イチゴを編んだ人は今回ネットバッグと出し物を逆転。

イチゴのテーブル。赤と緑!
ネットバッグのテーブル。
多めにあった黄色の毛糸、誰も選んでくれません

目の前にあるネットバッグのサンプルの一つを作ったのは自分。
しかしそれはひと月前。
「目数は?」って聞かれたって覚えてない。




黄色い糸でサンプル完成!
だけど、ここにはベテランさんがいっぱい。
先生はそこここにいるから大丈夫、大丈夫。

始まってみれば、最初の頃に来たきりだというお母さんの横についたまま、
人気のない黄色の毛糸でのサンプル作りに没頭してました。


こちらでは月1でマッサージの須藤さんがいらしてます。
お母さん達の肩をもんだり、時にはマッサージベッドで念入りに。

近くにいたベテランさんがマッサージベッド行きになると、
急に生徒さんが増えました。

「底を編んだから次教えて」と側にやってきた方は、
最初の頃、かぎ針と糸との悪戦苦闘を存分に楽しまれてました。

悪戦苦闘があまりに続くと、楽しむより前に嫌になってしまうのでは?と思ってしまいます。

でも、この日手に持っていたものはきちっと目が揃い、
思わず編み目を触りながら「キレイですねー」と、しばしほれぼれ眺めてしまいました。

半年、その時間の流れを感じました。



南方の講座の始まりは10月27日。
もはや伝説のこちら→http://www.rq-center.net/women/21064

そして終わりは突然やってきました。

ここでは「さざほざ」というアトリエのつながりがあります。
仮設の外から来てくれる地元の先生がいて
仮設の中からも先生してくれるお母さん達がいます。

今までにも今後をどうするかという話は出ていました。
ついにこの日、お母さんと相談という形で話し合いがなされました。


「講座でなくてもみんなで集まって続けたい。」
「材料は自腹でもいいよね。」
「糸も安く仕入れられるかもしれない。」
「じゃあ次はいつにする?」
「先生時々遊びにきてくれるよね」


結果、自分たちで集まってサークルのように続けていくとおっしゃって頂きました。
始まりがあり、終わりが来て、続きもありますね。

強く、たくましく前に進むお母さん達の姿がとてもまぶしかったです。


終了後の「今までありがとうございました」という言葉に、じんときました。
そして「今後もよろしくお願いします」とも。

私の講座デビューもここから始まり、半年・・・
なんとも感慨深いです。


さくらだ

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