2012年4月12日木曜日

スイカを食べてイチゴを作る

4月10日
久しぶりの水梨子仮設集会所。
ぎりぎりまで、行くか行かないか決めかねていた。
なぜか?
実は、前回がここの編み物講座最終日だったのです。

ところがその日、終わり際にやってきた一人のお母さんが、私達の持ってきた
毛糸用のバスケットからチロっと顔を出していたイチゴのアクリルたわしを見つけてしまい
「これ、かわいい!これを作りたい。教えに来て。」
と言い出し、帰り支度をしていたお母さん達が集まってきて「うん、うん、作りたい。どうなってるんかな?作り方わからないねぇ。教わりたいねぇ。」と口ぐちに言われてしまい、断りきれずについ、「編み図がみつかったら来ますね」と約束してしまったのだった。
実はこのアクリルたわし、別の仮設の方から頂いた物で、我々は作り方がわからない。


←これ、みなさんもどこかで目にしたことがあるのでは?
結構ポピュラーなので、きっと編み図は簡単に見つかるとたかをくくっていた。
ところが・・・。
↑ 袋状になっている














ネットで検索すると、写真は出てくる。でも編み図がどこを探してもみつからない。
仕方ない、ほどいて自分で編み図を描くか・・・。
って、そんな時間はどこをどう都合つけても捻出できるはずもなく・・・。
諦めかけていたら、RQWスタッフのお母さんが編み方がわかるというのでさっそく編み図をFAXして頂いた。

これが、前日の夕方のお話。
教える立場としては、基本サンプルを自分たちで作ってから編み物講座に臨むわけだが、なにしろ今は助っ人0人なので全て自分一人で用意しなくちゃならない。
毛糸の準備(作るネタによっては、これが実に面倒)、編み図の作成とコピー、サンプル制作にブログまで、思えば先月までは、ほとんどアクティブサポーターのみんながやってくれていたんだなぁ。

☆アクティブサポーターって?
ここでは、不定期に登米にやってきては、1週間前後滞在し、職人的にイイ仕事をしてくれるすごい奴らのこと。(皆、キュートなガールズですが)

よく気が付くし、一度伝えれば以降は完璧に準備し、さらに気づいたことは提案までしてくれちゃうスバラシイ人達です。おまけに、寝泊りしているシェアハウスでは、仮設のお母さん達にもらった食材を上手に使って超美味なお料理まで作ってくれるという、それはもう至れり尽くせりの日々でした。

改めて心から感謝!!いつも本当にありがとうね!そう、あなた達のことですよん。

ふたたび、現実に戻り・・・。
やれメールの返信だ、講座の場所確保に車のタイヤ交換(スタッドレス⇒ノーマル)の件、よそ様からの問い合わせやら言づて&お願いごと等々、こまけー事がてんこ盛りで、やっぱりサンプルは作れず、夜中の二時半を過ぎて就寝。
翌朝、不安を抱えながらも水梨子へ向かったのでした。

集会場に着くと、皆様もう勢揃いで炬燵に入って待っていてくれました。
びっくりしたことに、編み始めて間もなくするとスイカが登場!
今日はフルーツな一日か?と、イチゴと格闘しながら、真夏のスイカとは一味違う初物をありがたく頂きました。



スイカを食べながらも制作に夢中!
案の定、ぶっつけ本番のイチゴちゃん。
すったもんだで悪戦苦闘の末に、なんとかみんなそれらしく作ることが出来ました。
ちゃんと教えられなくて本当にごめんなさい!


さてさて、講座が終わったら恒例のお昼ごはんです。
いつもは2~3人のお母さん達と食べるのですが、今回はほぼ全員が残ってくれて、お餅(大根おろしとあんこの2種類)とわかめときゅうりの酢の物を仲良く頂きました。おいしかったー!
帰りに、あんこのお餅と甘酒まで持たせてくれました。

お座布団のところがワタクシの席
コンテナおおあみに戻って、講座の参加者リストをスキャンしていると見慣れない名前が。
〇〇カツ子、〇〇さち子、小野寺すいか、〇〇いよ子・・・。
ん?小野寺すいか
誰だっけ?
・・・。

この日、初物のスイカを用意して下さった小野寺さんでした。
お茶目でしょ?
やっぱ、水梨子はサイコーだ。

                                                                                                           muramats-u

0 件のコメント:

コメントを投稿