2012年3月5日月曜日

ふくさを手にして

雪景色のさざほざ。
写真は先週ですが、今日も登米は大雪。この冬は例年にない大雪だそうです。


RQWの「冬の手づくり講座」は、2月のこんな雪のなかも、石巻から南三陸、気仙沼のさまざまなところで展開しました。2月だけで、参加してくださった方は300人を超えます。「手づくり講座」は、支援物資や、活動支援金で購入した材料を使って、おかあさんがたのお楽しみグッズを作る講座です。冬の間の人気アイテムは、このブログでもおなじみの毛糸の帽子や、スヌード、靴下カバーなど。すぐに使えて、人にあげても喜ばれて。そんなアイテムが人気です。

こんな雪深い中、春は確実に近づいています。手づくり講座では、手編みもいいけど、縫い物もやってほしいというお声があがるようになりました。支援物資で全国から送っていただいた着物を、東京のボランティアが1枚1枚ほどいて洗濯して、きれいにアイロンをかけた生地。おかあさんがたと何をつくろうかと相談していると、「ふくさがいい」という話になりました。


(写真上:石巻市雄勝大須小学校2/27)
東京のボランティアさんが作り方を持って来てくれた、ウールの着物地のふくさを作ることにしました。ご祝儀にも不祝儀にも使えるうえ、超簡単で、あっというまに完成してしまいます。ゆっくりさんでも1時間くらいで作れるので、お茶っこしながらのんびりお話することができます。


(写真上:南三陸町志津川中瀬町2/27)
みなさんほんとうに「こういうのが欲しかった」と言って喜んでくださいます。「この間買ったら2500円もしたの、ああ、こんなに簡単なんだ」、すぐに使える、お友達にも作ってあげよう。余った布で何を作ろうか。話はつきません。

もうすぐあれから1年。
ふくさがいろんな思いを運んでいきます。
3月も、ふくさ作りつづけていきます。

しお

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