2012年1月10日火曜日

編み物講座、美味しい優しい恩返し

1月10日 水梨仮設手編み講座

 ここでは隔週で行われている人気の手編み講座、本日も到着するとすでにお母さん達がお揃いでした。今日は前回の続きのミニマフラーとニット帽。帽子は前にもやっているのですが、毛糸のタイプで全く違う仕上がりになります。お正月の福袋みたいに、袋いっぱいに詰め込んできた毛糸を広げ、お母さん達に選んでもらいます。みなさん、悩む事しばし。編み物の楽しいところ、毛糸の状態からは想像できない作品が生まれたりするので、この時間はけっこう大事だったり。ようやく毛糸を選び、編み進めていくと、やっぱりイメージとは違う作品が、、、。地味だと思っていた毛糸もみるみるうちに綺麗なマフラーや帽子に仕上がっていき、皆さんで見せっこしながらわいわいわいわい♪










 










そして終了時間の12時。なんとお母さん達がお昼ご飯を用意してくれていました。「あんた達くるから作っておいたのよ」「ボランティアしてもらうばっかりじゃ悪いから」と。もち米入りの炊き込みご飯、手作りの漬物、メカの尻尾入り煮物!!メカの尻尾、、、?たぶん初めて食べました。メカジキです。メガではなく。とろとろでコラーゲンたっぷり!一口ごとに笑顔こぼれる昼食でした。どれもこれも、愛情たっぷりの東北の母の味なのか、普段は食べられない優しい味でした。私達の出身地の話、昨日の成人式の話、歓談しながらも、やっぱり最後は津波の話に。連日顔を合わせているご近所さんたちのはずなのですが、いまだに初めて聞く話がつきないようです。テレビの報道は減ったけれど、ここは当然ながらまだまだ被災地なんだと実感しました。






 











帰り際、「ありがとう、また来てね」と笑顔でお見送りを受けました。とっても楽しい時間で、つい、また来たいと思ってしまいました。でも本当は、お母さん達が元の生活を取り戻して、私達を待つ時間がなくなることが幸せなんだと思います。一日も早く。いつか仮設を出たお母さん達が、新しいお家に招待してくれたら、大喜びで遊びに行きたいです。ぷるぷるのメカの尻尾と漬物を食べに(^-^)


Uchiyama aya

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