2012年12月7日金曜日

着物リメイクドレスで大変身


12月1日 土曜日

 一般社団法人HEARTHさんの企画「ハッピーウェディング&家族写真・撮影会@南三陸町石泉活性化センター」をRQWがお手伝いすることになり、わたしもボランティアスタッフとして参加させていただきました。

 東京を朝6時に出発したヘアー・メイク、スタイリスト、カメラマン、アシスタント、サンタおじさん&子守部隊など総勢14名のチームは、途中雪に見舞われ予定到着時刻を1時間遅れて午後3時に南三陸町 到着。

 しかし、1時間遅れてもさすがはプロ軍団。
 撮影スタジオ用とメイク・着替え室用として仕切りで区切っただけの和室があっという間にフォトスタジオと衣装室に早変わりしました。

 畳の上には、華やかなドレスがずらり。よく見るとどれも着物からリメイクしたドレスです。上質な素材の質感と斬新なデザインにうっとり、思わずため息が出ます。
 今回初めて参加した東京のスタッフさん達の女心も鷲掴みしたようです。皆さんで試着会が始まりました。



 残念なことに今回は事前申し込みが1家族だけ。こんな素敵なドレスを是非、南三陸町の女性たちに着てほしい! 着てもらわなきゃもったいない! と"私自身"を大変身させていただくことにしました。
 町に声がけに出るというスタッフに私の変身Before、Afterの画像を送ってその変貌ぶりを見てもらい、女性たちの変身願望に火を付けてもらいたい! 早速メイクさんに化粧をしていただき、男性用紋入りの黒の着物をリメイクしたドレスを着用。胸の部分の家紋がキラキラにデコられたゴージャスなドレスです。
 ロングドレスの下にはふわっと大きなペチコートをつけて、すっかりどこかの国の王女様。カメラの前に立つとモデルになった気分で、自然に背中も真っ直ぐ伸びます!

 そうこうしているうちに、ご予約いただいていたご家族が到着。2人のお子様のママにドレスを選んでいただき、メイクとヘアーアレンジをしていただきます。



 ママの準備の間は、サンタさんと子守部隊が大活躍。紙飛行機を飛ばして、広い廊下は彼らに占領されてしまいました。


 スーツを持参されたお祖母様は、ヘアメイクだけを施して、家族写真撮影開始。ママは、もうちょっと時間がかかるのでパパと息子さん2人、そしておばあちゃんの組み合わせで数枚撮影しました。
 そしていよいよ真っ赤な着物ドレスに身を包んだママの登場です。
メイクとヘアアレンジ、そしてちょっとセクシーなドレス姿のママに子供達もびっくり。「嘘じゃないの?」と自分のほっぺたをつねって照れ隠ししています。パパは、顔が真っ赤になってママと目を合わせられません! ツーショットでの写真撮影に緊張ぎみのパパ。ママ1人の写真は携帯電話の待受にするそうです~

 ドレスを着ることに躊躇っていらっしゃったお祖母様も、娘さんの変身ぶりを見て、ドレスを着て撮影したいとその気になってきました。選ばれたのは、男性用着物のリメイクドレス。裾は孔雀のように広げられる幅広のフレアでお姫様スタイルです。こちらもペチコートを着るので、スカート部分はふんわりゴージャス。

 お孫さんたち曰く「童話に出てくる人みたい」だとか。
 この企画を気に入ったお祖母様は、数人にお声がけの電話をかけて下さいました!

 ママが2着目に選んだのは、白無垢リメイクのウェディングドレス!着替え室に戻って、着替えます。



 スタッフの町での声がけに応じたおかあさんがた2人が来てくれました。お2人とも見に来ただけと控えめにドレスを眺めていましたが、そのうちお1人が「着てみる!」とさっきの方と同じドレスを選んで写真撮影。同じ衣装での撮影でしたが、前とは全く違う構図で写真をとるカメラマン。さすがはプロです。ドレスの裾を大きくお花のように広げて座ってもらい、上から撮影します。おかあさんもすっかり童心に返って可愛らしいポーズをとっています。カメラマンも乗せるのが上手い!



 最初のご家族からのお誘いで、妊娠6か月の奥さんと旦那様がおいでになりました。先ほどのママが着たドレスと同じものを着ることにしました。このドレスはわきの下で締めるので、お腹も目立ちません。急な呼び出しに普段着でいらした旦那様ですが、先ほどのパパと同じサイズということで、パパのスーツを借りて一緒に撮影します。
 奥様のドレスは先ほどのママと同じドレスですが、メイクもヘアーアレンジも異なり、また一味違う趣になりました。
 変身した奥様と対面した旦那様は、アイドルのように変身した奥様にもうデレデレ。ご自身のカメラで奥様を連写し続けています。始終顔が緩みっぱなし!

 撮影した写真は数枚をその場でプリントして、CDに焼いたデータと共に皆さんにお渡します。皆さんそれぞれ大満足の様子で、満面の笑顔でお帰りになりました。

 ちょっと奥まった場所にもかかわらず、参加していただいた地元の皆さんに感謝です。こんな素敵な企画を是非日本中で開いていけたら楽しいだろうと思います。女性、いや恐らく男性も心の奥に変身願望は持っているはず。台湾の変身写真館は日本人旅行客にも大受けだけど、東北発のそんなチームができたら、暗くて寒い冬も吹っ飛ばしてしまうかもしれませんね。
eiko

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