連日、RQWブログで紹介している。大好評、RQWオリジナルデザインのエコタワシ「タコタワシ」。
このタコちゃんのお話です。
避難所から仮設への引っ越しが終わろうとしていた2011年夏。RQWでは6月から避難所・仮設を回りリサーチを続けていました。
お話を伺いながら、慣れ親しんだ隣人とは違う人たちと暮らす仮設生活は避難所とはまた違った不安やストレスが生まれることは想像に難くなく、私たちとしては何か女性達の心がほぐれ、交流も生まれ、さらにちょっとした収入源になるような前進型の「一石二鳥」を求めていました。
そんなときにスタッフが出会ったのが、アクリル毛糸で編む「エコタワシ」。気仙沼の避難所で感謝を込めてと「バラのエコタワシ」をひとり編んでいた女性との出会いは「これだ!」と私たちに思わせるものでした。
「バラのエコタワシ」を気仙沼のみなさんに編んでもらえる活動を始める一方でRQWとしては全国のみなさんにさらに東北沿岸発の印象を強く与えるような自分たちのオリジナルのエコタワシを作ろうということになりました。
「地元密着型のキャラ・タワシがいいよね」
「それに、皆が作ってて笑えるのがいい」
・・・。
「でも、だれがデザインするの?」
となったとき、RQWスタッフのひとりが
「私」
と手を上げました。
手を上げたのはおかみちゃんこと足立千佳子さん。
仙台市内出身の彼女は震災後間もない11年の3月末からRQ市民災害救援センターボランティアに加わり、大勢のボランティアをまとめる総務を一ヶ月以上にわたり勤め、夏からはRQWの現地活動班として駆け回っていました。彼女の本業は「街おこしプランナー」、だから手仕事とはにわかにつながらなかったのですが、いやはや編み物まで手がける多才な人でした。
早速彼女が生み出したのは「タコ」。そのユーモラスでシンプルなつくりに皆目が点になって、のち、「かわいい〜〜」と大好評。試作しながら、皆さんの意見を取り入れながらデザインも決まりました。
かくしてRQWオリジナルキャラ第一弾「タコちゃんタワシ」の制作が志津川でスタート。私たちの願いどおり、長年地元の特産品として慣れ親しんだタコを編むみなさんの顔がほころび会話も弾みます。「あ〜だめだ、だめだ、それは水ダコだ〜、真ダコでねば!」笑い声とともに編む手も弾む、そんな時間が生まれました。そうして作られた「タコちゃん」が今、東京・京都・福岡などで皆さんに大好評で受け入れられています。
さらに今「大島椿」「マンボウ」「イカ」「ホタテ」など地元キャラが続々生まれています。ご期待ください。
そして、この地元キャラ・エコタワシ
もうすぐ、名前もつけて新装デビューです。
そのお披露目をお楽しみに。
RQWのプロダクトデザイナー「おかみちゃん」 |
RQWオリジナルキャラクター「タコタワシ」 作り手さんによって、表情が違うのがまた味わい深く 何個もお買い求めくださる方がいます。
こちらの商品についてのお問い合せはRQWまで
rqwomen@gmail.com
記:ささこ
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