女性達の「何かしたい」「何か作りたい」という気持ちは被災地でも色んな形になってきました。そして、自分の作った小物を販売してみたい。でもどうしたらいいのだろう??? そんな疑問を持つ方の為に、ものづくりの心がまえと、作品作りのために知っておきたいことをお話してもらう為にプロとして長年お仕事を続けていらっしゃる森岡リエさんにお願いして講座を開いていただきました。
リュミエールアートスタジオ主宰。
杉野ドレスメーカー学院を卒業後、アパレルメーカーを経て、フリーのデザイナー、パタンナー。
現在、雑誌「いきいき」で、小物制作のページを連載中。東京・神楽坂の「いきいきサロン」でのカルチャー講師も務める。震災後継続的に、アートセラピー、手づくり教室などの支援活動を続けている。著書に「銘仙で作る小物とスカート」(共著)
「売るということは生易しいものではありません。今日は厳しいことを言うことになるかもしれません」
ときっぱり。
ときっぱり。
との言葉に、皆さん、目からウロコ。
考えてみれば当たり前の事なのだけど、なかなか忘れ易いことでもありますね。
会社に売り込みに行く時にはパソコンや現物を使ったりしながらプレゼン資料をつくるそうです。
初めはずっと手描きのパターン、資料を使っていたけれど、時代の変化に伴い、キャドを使う様になり、パソコンに移行してきた。その都度大変だけど、2年後、3年後にはその時の苦労はプラスになるでしょうとのこと。
仕事の参考になるなら、ちょっと高い海外の本も参考になる”
…らしいです。
”そして、デザインもさることながら、品質も大切”
縫い目をじっくり吟味する森岡さん。
”100均で買えるものはも誰も買ってくれない。けれど、工夫一つで全然違ってくる”
”ティッシュケース一つにしても、蓋が四角なのが多いけれど、丸くしたり、布の切り替えをしてみたりするだけでお洒落になるし、内側に別のものを入れるポケットを作ってみると、使う人にも便利になる”
縫い目をじっくり吟味する森岡さん。
”100均で買えるものはも誰も買ってくれない。けれど、工夫一つで全然違ってくる”
受講生の試作品を(ティッシュケース) |
”ティッシュケース一つにしても、蓋が四角なのが多いけれど、丸くしたり、布の切り替えをしてみたりするだけでお洒落になるし、内側に別のものを入れるポケットを作ってみると、使う人にも便利になる”
カバーの周りにビーズをあしらった森岡先生のデザイン (ティッシュカバー) |
試作品を見合いながら意見交換 |
初めは硬くなっていた皆さんも、お話を聞いているうちに、どんどんアイディアが出てきました。顔つきも生き生きして来て、見ていた私も驚きでした。
アートセラピストでもある森岡さんは、首都圏でチームをつくりアートセラピーや手作り教室のボランティアをしている他、震災後は被災地でも継続的な活動を続けていらっしゃるそうです。
その森岡さんが一番強調されていたのは、”チームワーク”。「どんな仕事も1人では出来ません」との言葉には皆さん”納得”の表情。それは私たちスタッフも同様でした。
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