2012年2月3日金曜日

気仙沼NPO/NGO連絡会に参加してみた!

数日前に降り積もった雪は一向に解ける気配を見せない。
毎日とても寒い日が続いている。
水道管は凍結し、いたるところで水が出ないという話を聞く。
スタッドレスタイヤを履いた車でも歯が立たないくらい、道路の凍結は激しく
ハンドルを切っていなくても右に左にふらりふらりと勝手に向きを変える。運転テクニックを毎日試されているような緊張感がある。


今日は、慣れない雪道を1時間半以上かけて本吉町で開催される気仙沼NPO/NGO連絡会に
RQWとして初めて参加してきた。

 気仙沼NPO/NGO連絡会とは、気仙沼を主な活動拠点としているボランティア団体及び社会福祉協議会で構成されているミーティングで、参加団体は20以上ある。けして広いとは言えないシャンティさんの事務所に、それぞれ空いている隙間を見つけて座り非常に和気あいあいとして和んだ雰囲気でスタートした。
 会議はまず、各団体の直近の活動報告、その他共有事項とその週のトピックスのような報告がある。今週はKRAさんが震災から17年経った神戸を視察した内容が写真と共に報告された。

 復興住宅として建てられたマンションは一見立派だが、活気がなく寒々しい。高齢者の一人暮らしが多く、抽選で住まいを何度か変わっている為、友人とも離れ離れになり引きこもりが多くみられる。イベントがあっても面倒という意識が先に立ち、食事会以外はまず出かけることはなく、意欲的に人とかかわろうとしない傾向があるとのこと。20年契約の借上げ住宅はそろそろ期限切れとなるが、歳をとった今、引っ越し先も見つからず引っ越す体力も気力もない。さらに行政からの金銭的支援もなく途方にくれているという現状を知り、今行っている支援が終わった後の被災地の未来が少し心配になってしまった。神戸という実例があるので、ぜひ、今回のような視察から多くを学び活動の参考にしたいものである。

昨年11月頃を境にして、多くのボランティア団体が被災地から撤退していったが、今日の交流会を見る限り、残留しているボランティア団体はまだまだ活気があり、問題意識も高いまま意欲的に活動している様子が伝わってきて少しほっとした。
 このような集りを通して、自分達の活動の手応えをもっと知ってもらい、横の連携が強化されれば、思ってもみないような成果が上がるのかもしれないなと期待感をもった交流会だった。


RQW 村松

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