2012年12月25日火曜日

今年最後の編み物講座@はしかみ交流広場



12月19日は2012年最後のはしかみ交流広場の講座。いつも少ないメンバーで奮闘している現地スタッフを最後の日くらいお助けいたさねば、と、私ちょいと日帰りでお手伝いに行ってまいりました。「日帰り」宣言にその時西日暮里にいたみんなは「はぁ~?」ってな状態だったのですが、ごめんなさい、私が帰らないとハゲちゃう彼がいるのです。(ま、猫ですが。)


そんなこんなで本日のスタッフはアシスタント兼ドライバーのあやちゃんに講師兼ナビのかえちゃん、そして不肖わたくしめの3人。私はただ座っていれば着いちゃうという楽チンなご身分です。お天気も良くかなり早めに着いたのだけど、コンテナの中はすでにほぼフル状態。前回編んだ帽子を見せっこしたり、わからないところを教え合ったり、おかあさんたち今日もおしゃべり絶好調です。


「こんにちは」のご挨拶も早々におかあさんたちの目に留まったのはその日たまたま私が巻いていたマフラー。「ちょっとみせて」あっという間に手から手へ。厳しいチェックにさらされます。「どこから編むの」「ほぉ、これをこうやって」「ふーん、なるほど」「糸はどれくらい」「針は何号」「時間はどのくらいかかった」と質問攻め。1年前はかぎ針を持つ手もぎこちないおかあさんも多かったのに今や「編み図くださーい」とは。みんな本当にこの1年間楽しく貪欲に編みに編んで、ぐんぐん腕をあげてきたんだなぁ、とおかあさんたちの意欲とそれを支えたスタッフの努力にしばし感涙。


さて本日「べろっこ」(=ブリム)を付けるはずだった帽子は、例によってすでに半分くらいのおかあさんたちは家で編んでしまっていて完成形。全員一致「違うのがやりたいでーす」ということで、時間が余っちゃった人向けに用意してきたクリスマス・リースをみんなで編むことになりました。べろっこの編み図はお持ち帰りです。



あやちゃんが昨晩グラム数を計り糸を小分けしたリース・キットを配ります。今回使うのは3色。講座の準備は結構面倒くさい作業ですが、当日の限られた時間を考えると事前準備はとても大切です。




「はーい、ではまずリースの土台部分から編みます」最初はしーん。みなさん神妙な顔つきで編み始めます。交流広場に流れるしばしの沈黙……が、それもほんのつかの間。「先生!」「せんせー!」「これは?」「ここは?」あちこちから声が上がり始め、スタッフ3人はあっちに行ったりこっちを見たり。





それぞれ「手」や力加減が違うので「わたしの葉っぱと○○さんのと大きさが違う…?」と悩んでるおかあさんの横で、「手」の速い人はどんどん進めて「完成でーす」とにっこり
 
悩むおかあさんは焦ってますますこんがらかる。うーむ(-"-)。今回のような細編みだけで出来る比較的シンプルなリースでも、これだけ進み具合が違うとスタッフが3人いても大変。かえちゃんひとりの時の嵐は想像するのさえちょっとコワい。慣れない私など、目の前のおかあさんに対応するのでいっぱいいっぱいでなにを話したか全く覚えていません。(しかし翌朝声が「真夜中のはるな愛」みたいになってたので相当しゃべったと思われます。)







「差し入れがありまーす」。手もおしゃべりも一段落したころ合いを見計らって登場したのはおいしそうなお手製のケーキや煮物、自慢のお漬物。「やった(*^^*)これが有名()なお茶っこだよ、お茶っこ♪」と心の中でほくそ笑んだ私でしたが、最後のおかあさんに葉っぱの編み方のコツを伝授していてなんとケーキを食べ損ねてしまいましたっ!(と、ここでちょっと恨み節。あ、おかあさんにじゃなくて運命にね。)




まだ講座(というか宮城入り自体が)2回めの私は、前回もアワアワで正直おかあさんたちの名前もお顔も全く覚えていない(きっぱり)のですが、「夏にもきたよねー」と声をかけてくださった方もいて嬉しかったです。(そして、ん?なぜか私を「ローラ」と呼ぶ声が。ローラって??) 前回も思ったのですが、準備段階を含め、当日アテンド出来るスタッフはドライバーも含めて複数いないととても大変です!編み物出来なくても全然大丈夫、出来ることはたくさんあるのよぉ~と、いきなりですがここで大募集。みなさーん!ドライバー、ドライバーのナビ、編み物講師、アシスタント、おしゃべり係、その他もろもろ雑用係、只今絶賛大募集中で~す!


帰りはとっぷり暮れた真っ暗な冬の道。しかし暗闇の中に時折、派手なクリスマス仕様の家がきらんきらんと輝いています。周りが暗いから目立つことこの上ない。登米のコンテナおおあみのある通りはこれまた派手なオールカラーキャストで、ここはどこ?ギロッポン?それとも名古屋?な華やさ。東北に堅実そうなイメージを抱いていた私ですが、実はこっちの人って派手?今日のリースも本当はもっとデコレーションついてた方が喜ばれたのかも?と真の東北人()を正しく認識していなかったことを心の中で反省し、次回はぜひとも華やか路線にするわっ!と心に誓ったのでした。


しとみ

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