2012年11月26日月曜日

南三陸町のお母さん達のパワーに触れる


 11月16日(金)は南三陸町生活研究グループの皆さん、RQWのめぐちゃんと、よいコトnet の小泉さんとのワークショップにも参加させていただきました。会場は江戸時代のお屋敷でとてもおもむきのある場所。

「前回遅刻したから今日は早く来た!」と開始時刻20分前くらいに自慢げに入ってくるお母さん。「アカモク入りのこんにゃく作って来たの」と手作りこんにゃくとお味噌を嬉しそうに見せてくれるお母さん。次々と元気いっぱいなお母さん達が集まってきます。

 開始時刻の11:00になり、よいコトnet の小泉さんより先ず始めに、一人一人順番に、自己紹介とこの一週間あった「良いこと」を発表する提案がありました。「四葉のクローバーを2つも(!)見つけた」、「秋祭りの企画で餅拾いが成功した!」、「孫に癒された!」と嬉しそうに発表するお母さん達。 それを聞いて他の参加者も皆笑顔になり、一気に場も和みました。
 事務局からはこの研究グループで設置を考えている加工場の問題点や11月14日に開催された復興市で販売した海苔の佃煮や布海苔入りお味お汁、千枚漬けの売れ行きが好評だったという報告があり、この日も海苔の佃煮に海藻入りお漬け物、アカモク入りのこんにゃくとお味噌を味見させていただきました。とっても優しい味で、とっても美味しかったです!


 ちょっと海苔が顎についたお母さんを見て、「おどげに付いてる」と言う別のお母さん。「おどげ?」と私たちが不思議な表情をしていると方言で、あごのことを「おどげ」というと教えてくれました。


「おどげ」=あご
「あくど」=かかと
「でんび」=おでこ
「このげ」=眉毛

 方言って本当にわからないですね! 勉強になります。


 報告の後はいよいよ小泉さんによるワークショップ。



 今回は物の見方・考え方を違った観点から見る、発想力を変えてみる、最強のチームを作るというポイントを中心に、時間をかけてワークを行いました。あるテーマについてアイディアを一人9つ考えるのですが、「何も思いつかない!」と言いながら真剣な表情で考えるお母さん達。



 でも、楽しそうに話しながら次々アイディアを書いていきます。一人一人、全員アイディアを発表する時も「あ〜、先言われた!」「私もそう思う!」とツッコミや笑が耐えません。
 前回のワークショップでは「べっぴんさんチーム」「たねっこチーム」の二つに分かれましたが、今回のワークを通じて皆さん共通する部分が多いので、どんどん新しいチームを作ってやりたいことをドンドンやりましょう!という締めくくりで15:00ちょっと前にワークショップが終了しました。
 南三陸町の元気なお母さん達と過ごさせていただいた貴重な時間。東京に帰ってもその前向きな姿を思い出しながら、お母さん達のこれからの活躍を何らかの形で応援できれば、と思った紅葉の輝く午後でした。

石川栄子

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