RQWが東京オフィスを置く荒川区は約20万人が暮らすまち。
その町で災害が発生した場合にはどんなことが起こるんでしょうか。
海面より低い海抜ゼロメートル地帯が多い荒川区では、水災害や
火事などに備えて地域防災計画がたてられています。
荒川区社会福祉協議会主催のボランティア・フェストvol.4にて、
東日本大震災支援活動などの経験から、災害時の「災害ボランティアセンター」の立ち上げや
地域でのボランティア団体との連携ついて市民と一緒に考える場がもたれました。
今回は、荒川区に事務所に置くボランティア団体の一つとして、
RQWの活動についてもお話させて頂きました。
さて、第一部は3つの団体の被災地支援活動の報告。
聖学院大学復興支援ボランティアチームのみなさん |
釜石で活動をする彼ら、彼女たち。
昨年、復興のシンボルとして桜を植樹したいと思ったが現地では難しいことがわかったため、
盆栽桜を送ったこと、そして今年はその盆栽桜の手入れもできるようにと職人さんと
一緒に現地入りすることを話してくれました。
さらに、現地には行きたいけれど行けない人たちの気持ちをつなぐ役割を学生たちが
担ったプロジェクトのお話も伺いました。
「防災意識を高めるための取り組み」をやっていきたいとのこと。
私たちも同じような思いでYORIAIを始めたのでとても共感しました。
大学生のみんなが大学周辺の住民と一緒に活動に取り組めたら素晴らしいなと思います。
あらかわボランティアネットワークの神保さんと傾聴ボランティア ダンボの会の大住さん |
続いて、第二部は東京災害ボランティアネットワークの福田さんのファシリテーションで
進められました。
福田さんの団体も登米市に拠点を置き、南三陸町の被災者の方々の支援に
取り組まれてきており、3月末に現地の拠点を閉じ都内に戻って来られたばかり。
今日のメインゲストは私の隣にお座りの釜石市社会福祉協議会の菊池さん。
3.11の震災を振り返り、事前の想定を超える災害、それにどう対応するか、
平時からの備えがいかに大切かを伝えてくださいました。
優しく丁寧にお話される菊池さん。
その口調の中に、これまでのご苦労とこれからに対する強い信念を感じとれるようで、
すっかり聞き入ってしまいました。
同じ壇上に立たせて頂き、大変光栄で恐縮でした。
災害時、行政や地域の自治組織、様々な専門家が動きはじめます。
そして、私たちのような小さな市民団体も。
どこも単独では完璧ではなく連携が必要だと考えています。ただ、実際にその場面で
協働していくためにはいつかくるその日のためではなく、今日のように様々な団体が
一同に介してお話できる場があることが第一歩につながるように感じました。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
くりばやし
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