2012年7月30日月曜日

「響げ!気仙沼」にRQWブースが!

太鼓と打楽器のおまつり「響げ!気仙沼」。
 縁あって、こちらにボランティア団体としてブースを出してみませんかとお誘いを受けました。
まだ小学校に上がらないくらいの子も上手に叩いています
地元団体が連合して300基以上の太鼓を打ち鳴らす姿は圧巻です。
しかも、この節は、いつも銀座の気仙沼ショップでエンドレスに流れているあの音楽!

 地元気仙沼の団体を中心に太鼓や打楽器、旗振り、よさこいなどのパフォーマンスが集まったイベントです。みなさん、この日のためにいっぱい練習されてきての晴れ舞台、熱演続きで圧倒されます。せい、せい、せい、せいというかけ声が響き、漁師町のいなせな雰囲気たっぷり。勇壮な旗振りのお兄さんたちに、熱い視線をそそぐ男の子たち。みんなの憧れの的なんですね。

 そんななか、もしかして浮いちゃう???といいながら、RQWが出したのはとってもカワイイこんなお店。コンセプトは「RQW手芸店」です。お母さんたちの編み物作品や、手芸材料が当たるお楽しみくじの販売、小さいお子さん向けには「編んだもんだら」釣りゲームを用意しました。

活動紹介パネルに見入ってくださってます
釣るだけならただだよ〜って声に子どもたちが集まってきてくれました。
キャッチ&リリースで、持ち帰りたい方はお買い上げ。

 なかでも一番人気は、学生グループgirls for 3.11の持ち込み企画「デコデコ広場」です! 女の子ゴコロをくすぐるこの企画に、気仙沼ガールズも釘付けです。材料費200円で、大学生のお姉さんたちに教わりながら、小さなミラーやマカロンのおもちゃにデコシールやリボンやキラキラビーズを貼付けてオリジナル雑貨を作りました。みんな暑いなか楽しそう、そして夢中です。girlsメンバーが持ってきてくれたスイーツのパーツや固まるホイップクリームはスグレモノで、みんな可愛くモリまくりました。
 つきそいのお母さんたちやおばあちゃんたちとも楽しくおしゃべりしながら、オトコっぽい祭りの中でもここだけはガールズワールド全開です。

長机ふたつがいつもほぼ満席!の人気ぶりです。
girls forといいながら、頼りになるboysも来てくれました。

 この秋、冬も活動する予定の気仙沼で、地元のみなさんと素敵な交流ができた楽しいひとときでした。が、実はこのあと、時ならぬ土砂降りでたいへんな目にあったのでした。夕方涼しくなったらまたお客さんたくさん来てくださるかなーと思っていたのにちょっと残念。

 暑いなか(しかも東京から日帰りで!)駆けつけてくれたgirls for 3.11のみんな、東京や仙台から来てくれたボランティアのみんな、東京で手芸材料の仕分けをしてくれたみんな、テントを貸してくださった地元気仙沼の団体KRAさん、クーラーボックス一杯に氷を届けてくれた小松さん、ありがとうございました。ブースの成功はみなさんのおかげです。「響げ!」のスタッフのみなさんにもお世話になりました。コワモテ(!!?)だけど優しい方ばかりで気仙沼のことがまた大好きになりました。

しお


今だからできる東北支援を


RQWに素晴らしいアドバイスをくださる頼もしい方々がおられます、それが、「よいコトnet 合同会社」さん。経営者や専門職のメンバーが集まって、社会の役に立ちながら、関わりを持つすべての人たちとわくわくを共有しようと「夢の会社」をつくられました。
http://yoikotonet.com/index.php

この春以来南三陸町でご一緒していますが、経営コンサルタント、会計士などの知識を活かしながら、いま必要な現地での課題解決に丁寧に、真摯に取り組んでおられます。

今回は、そんな「よいコトnet『よいコト塾』」主催で、RQW副代表・めぐちゃんの特別講演会を行わせていただきました。


タイトルは、「今だからできる東北支援」。
RQWの活動のフェーズはすでに大きく変わっています。被災地での具体的な状況を挙げ、めぐちゃんが行った提言は、もう

ボランティア=あげる、してあげる一方

であってはいけないということ。一方的に「あげる」を続けることは、受け取る人の尊厳を傷つけかねない。東北の「結い」の文化をヒントに、双方向性のある人のつながりを作っていこうと話しました。

また、もう一つのポイントは、行政と共に行動することの大切さ。行政の職員や役場のみなさん自身が被災者であることも考え、現地でのむやみな行政批判よりも、共によりよい復興への動きを生み出して行くことが大切であると強調しました。

途中、清美ちゃん(RQWの現地コーディネーター、かつ、FORTUNE宮城の編集長)にも交代し、具体的に今、このよいコト塾に来てくださった経営者の方々、会社帰りの方々みなさんが何ができるかを提案しました。支援金を送ること、物資を送ること、復興グッズを買うこと、それもいいですが、

・とにかく行く。自分が行けば出会いがあり、縁ができる。
・つながった人のファンになって応援する。活動の継続には応援してくれる人が必要。エクセルやワードでの書類作りなど、フツウの会社員のスキルが活きる。

この2点を特にお勧めしました。

よいコトnetさんのブログにもレポートがありますのでぜひ、こちらもお読み下さい。
http://ameblo.jp/rakuen358/entry-11316390481.html

この講演会の参加費は、全てRQWに寄付としていただきました。企画・運営してくださったよいコトnetさん、会場まで足を運んでくださったみなさん、本当にありがとうございました。

しお

2012年7月29日日曜日

使い手さんからのメッセージ その2

ぞくぞく新しい仲間が登場しているエコたわし。そのタグを見て、全国そして海外の使い手さんから素敵なメッセージがたくさん届いています。今回は2012年2月に届いた中から3通ご紹介します。


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 うたちゃん、
こんにちは! はじめました、私はショーンラビットです。よろしくおねがいします。
私はアメリカのフィギュアスケータです。

ナショナルでみちよさんからニットたこちゃんをいただきました!たこの手紙はうたちゃんが作りましたと言います!ありがとうございます。
私と私の家族は日本は大好きです!三回日本に行きました!スーパー楽しかったです。
日本の地震とつなみ時、私は日本のためにアイススケートチャリティーショーをできました!全部お金がある、アイスショーから、日本にあげました!
じゃ、ありがとうございます!
うたちゃんのメールを書くて、楽しみです!
Love
Sean Rabbitt
(少し漢字がわかります)   

       
http://www.youtube.com/watch?v=xTQER_90Arw&feature=results_main&playnext=1&list=PL26836B046F2FD489

↑ ショーンさんのアイスショーの動画です。
ラストのところでグッと来てしまいました。
「ごめん。私の日本語はまだ下手です。」
と付け加えながらも日本語でメッセージを送ってくださいました。ありがとうございます!
 

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はじめまして。
埼玉県に住む61歳男性の阿部と申します。

実は昨日、東京の銀座に出かけて、気仙沼市のアンテナ店に立ち寄りました。
そこで大塚さんがお編みになったバラのアクリルタワシをひとつ、
同居する88歳の母へのお土産に求めさせていただきました。
きれいなピンクのバラです。

母はとても喜びました。「まあ、きれいね。どこで買ってきたの?」
「銀座にある気仙沼のアンテナ店で。地元の人たちが作ったんだって」
と言うと、母は「もったいなくて使えない。飾っておくわ」と
台所のカベにピンでとめて飾ってしまいました。

母から、大塚さんへの伝言です。
「ありがとうございました。素晴らしい作品でとてもタワシになんてできません。
まだまだ寒いですから、どうぞおからだ大切に、これからもきれいな作品をつくってください」

私たち一家は、、むかし山形県から埼玉県へ移住してきた者です。
この時期の東北の寒さは肌で知っております。どうぞくれぐれもご自愛ください。
まずはお礼まで。


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アベ様、畠山様

はじめまして。
気仙沼のバラを購入した小林と申します。
最初は可愛い小物だと思っていましたが
話を伺ううちに、1つ1つ手編みで作られたタワシだと知って本当に驚きました。
とても可愛いくてタワシにするのはもったいないので
ブローチにして使おうかと思ってます。
今日、皆さんが一歩一歩前に進んでいるのを知って
思いがけず私の方が元気を頂いてしまいました。どうもありがとうございました。
寒さが厳しいので、体調を崩さないようにお過ごし下さいね。
遠くからですが、小さいことしか出来ないけれど、自分ができることで応援しています!

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寒さが厳しかった昨冬。たくさんの方から厳冬の中での避難生活を気遣うメールを頂きました。
お手紙の形にプリントして作り手さんにお届けしています。


あん


ふっかふかのパンがフライパンでできる!


RQ市民災害救援センターでマッサージ、力仕事、キッチン、なんでもやっちゃうたまきさん、今回は日本製粉NIPPNさんの協力ももらって、弾丸「フライパンでパン作り」ツアー。

着いて早々、夜中まで小麦粉を練って予行演習。
気合が伝わってきました。
本人曰く、『すきなんです〜。』とのこと。

初日は小森の仮設で。
















支援員さんにも早速お手伝いいただきました。

お母さん達、始めは恐る恐るやっていたけど、ねちゃねちゃのドウがまとまってくると、どんどんおもしろくなってくる。
かたさは耳たぶくらいが目安。




こねて、練って、のばして、たたいて、そっと寝かせる。
発酵をじ〜っと待つ間も、たまきさんはパンづくりのいい話しを続ける。
でも、お母さん達、気になるのはフライパンの中にいる我が子。


一次発酵、二次発酵がおわったら、やっと形成。
均等に切って、やさしく丸める。
ここら辺、さすが妙齢の女性軍、ちらっと見ただけで、団子やおもちをつくる要領でコロコロ丸めていく。


仕上がりは?
早速、味見。
フライパンでこんなパンができるなんて。。。

「やっぱり、小さい目盛りもついた秤が欲しいね。」「1人じゃつくれない」「じゃ、みんなで秤を買って、ここでまた集まってつくろう。」

なんだか、自然にハッピーエンドになりました。
初日が終わって、たまきさんもハッピー。



そして、翌日からまた、弾丸ツアーは続くのでした。



「フライパンでパン作り教室」は以下のスケジュールで行いました。

7/19(南三陸町小森仮設談話室)
7/20(南三陸町中瀬地区仮設住宅集会所)
7/21(気仙沼市紫市場)
7/23(南三陸町細浦仮設住宅談話室)
7/24(南三陸町志津川高校仮設住宅談話室)

7/25(南三陸町水戸辺仮設住宅談話室)

パン作りの合間にピザもつくる。簡単にできるし、おいしい。
「孫につくってやる」と大評判。(中瀬町にて)
おかあさん、窓の外から覗いてないで
入ってくださいよ〜。

紫市場ではちびっこシェフも参加!











最後の講座は水戸辺の仮設。たまきさんもお母さん達も何だか要領がいい。

やっぱり、「皆でつくる食べ物はおいしい!」と今回参加して、しみじみ思う。
河崎でしたー。

2012年7月24日火曜日

フライングディスクの世界大会@大阪で販売会


 フライングディスクが正式なスポーツになっていることをご存知でしょうか。フリスビーというのは商品名ですが、あれです。プラスチックのお皿を投げる、あれ。先日、大阪にてその世界大会が開かれたのです。競技名は「アルティメット」と「ガッツ」の2つ。アルティメットは7人制で、ラグビーをフライングディスクでやるような競技。ガッツは5人制でサッカーのPK戦をディスクでやるとイメージしてください。驚くまいことかアルティメットでは日本女子が強敵アメリカを破って優勝、ガッツにおいても日本が優勝、その他3つの銅メダルを獲得する快挙でした。




 なぜまたここでこんな話題になるかというと、8日間行われたこの大会でRQWがエコタワシを販売させてもらったからです。選手と関係者合わせて約1700名が来日するこの機会に、東日本大震災の復興チャリティーをあわせてやりたい、という運営事務局からのお話をいただき、気仙沼のバラと志津川のタコがワールドデビュー。これまでも海外で販売したことはありましたが、今回はなんと、外国語のタグを新しく作り、作り手さんのお名前もローマ字で書き込んでの登場となったのです! 言葉は英語・スペイン語・フランス語・中文の4種類、印刷は編んだもんだらタグと同様に㈱ダイマツ様のご協力を得て制作しました。値段表や宮城をアップした日本地図、タコの説明なども、英語や外国語でそろえ、東京での準備はバッチリ。



 しかし販売は大阪の堺市ということで、百戦錬磨の東京の販売部隊が出向く事はできません。関西方面を中心に助っ人を募集したところ、大阪、京都、鳥取からの助っ人が合計7名集まってくださいました。その一人はなんと、宮城でお楽しみ講座を切り盛りしている我らがかえちゃん。帰省中の静岡から忙しい日程を縫って、一日駆けつけてくれました。販売会はこの日が初めてというのに、初日で大雨、売上げはたった3000円ちょっと、という一番大変な日にあたり、その後風邪までひいてしまい、踏んだり蹴ったり!? その後は連日猛暑、毎日場所を変えての開店と、売り子のみなさんには本当にお世話になりました。



 最終的には130個ほどのタワシが売れました。いろんな国の方が立ち寄ってくださり、アルティメット女子決勝の相手だったアメリカの監督も買ってくださったとか。日本では時とともに支援に興味を示してくださる方が減っている印象もありますが、ここでは趣旨を説明するとみな賛同して気持ちを示してくださったそうです。

 RQWも地方でこれだけ大きな販売会は初めてでした。運営事務局とボランティアに駆けつけてくださったみなさま、ありがとうございました。(開催日程77日~14日)

by さちこ

2012年7月15日日曜日

香港から友人がやって来た!

6月20日(水)のはしかみ交流広場。
手づくり講座に香港からやってきた友人を連れていきました。





Kelちゃん(と呼んでというのでこの表記にします)とは、かれこれ20年来の友人で、最初に会ったのはN.Y.Cのミッドタウンにあるレストランでした。







昨年の大地震の後、心配して連絡をくれたので、震災直後の映像をビデオで送ったところ、すぐに香港で動いてくれて、チャリティイベントを開いたり、募金箱を設置してくれたりしたようです。

その後、日本にくるというので、宮城まで連れてきたというわけです。
今はヨガのイントラですが、写真を撮ったり、アクセサリーを作るなど制作活動の他、自分で作曲しては色んなところで歌っていて、この日もミニライブをやってもらいました。
しかし・・・。
不覚にも、なんと撮ったはずのビデオがまったく撮れておらず、写真が一枚もなーーーい!
というわけで、復興商店街の路上ライブ編から一枚。



さて、この日は前回のカップケーキが大好評で、出来上がった作品をそれぞれ持ってきてくれていました。
講座で作ったのは、たっぷりクリームにイチゴがのっかったカップケーキでしたが、ややや?
イチゴに変化が??



よほど気に入ったらしく、皆さん二つ目、三つ目と家で作った物をもってきて見せ合っている。
そして、よく見るとのっかっているフルーツに驚くような工夫が!

「イチゴにはつぶつぶがあるっちゃ」とか「おらほは、さくらんぼにしたっちゃ」など、なんと、自分なりに一捻り加えてくれています。
こういうのを見ると、ほんとにうれしくなっちゃうなぁ。



というわけで、この日はスウィーツ系第二弾ってことで、マカロン。
実はこのシリーズ、東京チームのとある方がサンプルを自ら編み、編み図までおこしてくれたありがたーい作品なのです。

講座の回数が減ったとはいえ、ネタを考えるのは未だに大変。
サンプル作って編み図をおこして、人数分コピーして。
さ・ら・に・パーツごとに必要な分だけ毛糸を小分けするという、一連の作業が。。。


なので、サンプルを作って貰えるとほんとに助かるのです!
そろそろ、毛モノは暑かろうと思いつつ、夏に突入しても引き続きの編み物講座でした。
暑苦しくてごめん。

でも、見てください、この笑顔。。。







友人(仲間内ではKelのことを”きゃー”と呼んでいる)がこの日歌ってくれた、”Universal Prayer”
(曲名はなぜか、日によって変わったりする)という曲はサンスクリットのチャント(chant)に自分で曲を付けてアレンジしたもの。

この日、なんだかいつもの勢いがないなと思って聴いていたら、だんだん声が小さくなって・・・。
気が付くと彼女は泣きながら歌っていたのでした。

初めはみんなおしゃべりしたり、自分の編み物に夢中だったのに、しばらくすると手を止めて聴き入ってくれている。
一緒に涙してくれている人もいた。

音楽って、やっぱりすごい力をもっているんだなぁとつくづく思う。
サンスクリットの響きは日本語に近いものがあるので、本当は歌詞をカタカナ表記して配り、一緒に歌いたかったんだよね。
準備不足でごめんね、きゃーちゃん。
また、日本に来てほしい大切な友人です。

muramats-u

2012年7月10日火曜日

講座以外の活動(5月)


「手づくり講座」と「手しごと」のイメージが強いRQWですが、実は地元での連絡会、ネットワークづくり、研修会、地元女性グループのエンパワーメントなどなど意外に地道な活動に毎日奔走しています。さて、5月の講座以外の活動は・・・


5/3(木)14:00-16:00 (登米市旧鱒淵小学校)
南三陸町出身で今は町外で生活する若者グループ「南三陸町の懐かしい未来を実現する会」とのミーティング

5/4(金)午後
南三陸町訪問(さんさカフェ→天狗の山学校→伊里前仮設テント→伊里前商店街)

5/7(月)16:30-18:30 (登米市コンテナおおあみ)
RQWスタッフ研修「復興計画について知る〜高台移転」(デザインワークス主催)

5/8(火)19:00-20:30 (東京、RQ災害教育センター)
RQグループ現地報告会 

5/11(金)
10:00〜南三陸町被災者生活支援センター「長生き坂」イベント (南三陸町、平成の森)
13:00-15:30 気仙沼連絡会 (気仙沼市)

5/16(水)13:30 (気仙沼市)
気仙沼仮設住宅分科会

5/17(木)18:30-20:30 (南三陸町歌津)
素晴らしい歌津を作る会

5/18(金)
13:00-15:30 気仙沼連絡会(気仙沼市)
10:00-12:00 RQグループミーティング(登米市旧鱒淵小学校)

5/19(土)11:00-14:00 (南三陸町志津川)
内閣府視察(中瀬町仮設住宅集会所、さんさカフェ)

5/24(木)10:30-17:00(南三陸町ひころの里、伊里前福興商店街)
よいコトnet 細川さん、小泉さん(経営コンサル、会計のアドバイス)
南三陸町生活研究グループ連絡協議会、南三陸町復興推進ネットワーク

5/25(金)13:00-15:30(気仙沼市)
気仙沼連絡会

5/26(土)(登米祝祭劇場)
第6回市民活き生き健康フェスティバル

5/27(日)
10:00-12:00中瀬町高台移転ウォーキング(南三陸町志津川)

14:00-16:00 RQWジェンダー勉強会(登米市コンテナおおあみ)

5/28(月)15:00-17:00(登米市コンテナおおあみ)
RQWスタッフ研修「高台移転」(講師:デザインワークス)

5/30(水)14:00-16:00 (南三陸町災害ボランティアセンター)
南三陸町地域福祉連携会

5/31(木)15:00-18:00 (東京、西日暮里RQW事務所)
よいコトnet 細川さん、小泉さんRQWへの会計アドバイス、南三陸町生活研究グループへのアドバイス


レポート:めぐみ

メッセージ届いています!

エコたわし達のタグを見て送っていただいた使い手さんからのメールが、ついに180通を超えました。
温かいメッセージ、楽しいメッセージと素敵なものばかりで、どのメッセージも全てご紹介したいところですが、
今回は少しさかのぼって12月から1月にいただいたメッセージから3通ご紹介します。

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もうすぐ5カ月になる赤ちゃんのママです。
まっちゃんのつくってくださったたこさんは
赤ちゃんとにらめっこしてます。
これから寒くなり大変だと思います。
お体に気をつけ、がんばってください。

(2011年12月 Hさま)



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えつ子さん・ちはるさんの手作りを知り合いからいただきました!
エコたわしとして使おうとしましたが、子供達が気に入って手放しません(笑)
大切にします!ありがとうございました。


(2011年12月 Tさま)



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素敵なエコたわしをありがとうございました。
薔薇の形を見た瞬間、綺麗で可愛くて使うのがもったいなくて是非飾りたいと
思いました。
実は去年シンガポール人と結婚してシンガポールへ移住して参りました。
友人からシンガポールでも日本のお正月を過ごせるようにと
お餅と一緒に大塚様が作られたエコたわしが送られたのでした。
お餅も嬉しかったのですが、気仙沼から大切な贈り物が届いたことに
一番感動しました。
本当にありがとうございました。大切にさせていただきます。
寒い日が続いていますが、どうかくれぐれもご自愛ください。
                                 (2012年1月 Wさま)         
        

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5か月の赤ちゃんはその後もりもり離乳食を食べるようになったそうで、
「いつかタコを食べに行きたいです」と続報をいただきました。

使い手さんからのメッセージは作り手の皆さんの大きな励みになります。
ありがとうございます!!!

あん




2012年7月4日水曜日

たこさん、新宿に入り浸る

7月1日新宿区立大久保公園で行われた東北支援イベント「うごく七夕」。
陸前高田伝統の「うごく七夕」の山車が被災されたことを知った熊本の有志の方々が寄贈を計画されました。そして今回のイベントは新宿区や在京陸前高田市ふるさと会などの応援を得て開催の運びとなりました。

山車は11時に伊勢丹からアルタに向かって広い新宿通りを沢山の人達に引かれてパレード。そして大久保公園に入って来ました。歌舞伎町のビルの谷間の公園に太鼓の響きと大勢の威勢の良いかけ声、露払いの七夕の竹飾りを大きく揺らす様はなかなかの迫力です。震災前にはこれが12台もあったのですからどんなに迫力のある祭りか想像できます。この山車は各地に派遣され東北支援の継続と募金活動を行いながら8月7日には最終地点、陸前高田市で行われる「うごく七夕」祭りに参加し、集まった募金とともに寄贈されます。








公園には沢山のテントが張られ東北の海苔、お酒、麺類など各地の特産品、手作り品などを販売。移動販売車ではアジアンテイストのランチから秋葉系のメードさんが呼び込みをするうどん屋さんまで様々なお店が並びました。

そんな一角にRQWも出店。販売ボランティアさんもたくさん集まって頂きました。雨もぱらつく中でしたが、この企画の意図を知って足を運んで頂いた方も多く、エコたわしの説明も熱心に聞いてくださる方もいらっしゃいました。
くまモン体操〜お兄さんと一緒にサプライズ!のポーズ




熊本県からはゆるキャラ日本一の人気者くまモンも陸前高田のゆめちゃんと愛嬌を振りまきました。撮影会はまるで人気アイドル並みです。数ある他のゆるキャラの追随を許さぬ、くまモンの人気の理由はあの小さな体から想像できないほどの機敏で柔軟かつ愛嬌いっぱいの動き、サービス精神と皆に頭を下げて挨拶するその腰の低さ。公務員の鏡です。映像もありますのでお好きな方は、下のリンクから観てください。
陸前高田のゆめちゃんに
志津川のタコと気仙沼のバラを持ってもらって、パチリ!

夕方から雨が本格的になり早めの撤退となりましたが、これで終わらないのがネバリ腰のRQW。ここは新宿!夜は長いのです。広い人脈をお持ちのRQWスタッフIMさんのお知り合いのご紹介で、なんと初のライブハウスでの販売が急遽決定!

新宿ライブハウス レッドクロス!司会&DJのTさんは何度もRQWの販売のアナウンスをしてくださいました、ありがとうございました。そして今夜のトリは関西ソウル シーンで絶対的カリスマと知名度を誇るゴッドファーザーバンド!大阪が生んだ「ザ・たこさん」!!これは何かの縁しとしか考えられない。ご興味のある方は下のリンクから。

巾広い人脈を持つIMさん@レッドクロス。



出だしは初のライブハウスにちょっと緊張ぎみだったが、
そのうちヴォーカルAさんの形態模写してみる、似てる?

「ザ・たこさん」安定した上手さに裏打ちされた炸裂する笑いはさっすが関西ソウルバンド!
出だしは朝からの販売の疲れと加齢でついて行けるか不安でしたが、夜の帳がおりると徐々に昔とった杵柄が目覚め、最後はスタンディングで両手にタコさんで ノリノリです。大音量の中、説明もよく出来ず、照明で色もよく分からず、それでも興味を持って買ってくださった若人に感謝です。

新宿の夜も更けて外へ出ると路面を打ち付ける激しい雨。なぜか今日の締めくくりに似つかわしい気がする。土砂降りの雨の中を私は歩~く♪(若い方のために和田アキ子1969年の曲)。少しは若いインディーズファンにも伝わったのだろうか…などと振返りながら、心地よい疲れと重いスーツケースを引きずりながらやっと長~い新宿の一日を終えようと駅に向かいました。ふぅ~

はく
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ご協力頂いた皆様ありがとうございました

うごく七夕、新宿パレード映像
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=10035KvS5Y0

ゆめちゃん&くまモン体操@大久保公園映像
http://www.youtube.com/watch?v=x0RyNCs57Gg&feature=relmfu

くまモンオフィシャルホームページ
http://kumamon-official.jp/

ライブハウス 新宿 red cloth 紅布
http://sputniklab.com/redcloth/home.html

ザ・たこさん
http://www.the-takosan.com/biography.php

2012年7月3日火曜日

RQW東京サポーター 登米・南三陸ツアーに参加


 62628日、登米・南三陸で、RQWの活動に参加してきました。
 昨年6月のRQW立ち上げから1年余り。今、現地はどうなっているか。お母さんたちはどんな状況で手しごとをしているか。「東京のサポーターさんにも現地の様子を見てもらえれば」と、今回の東北行きに声をかけてくれたのは、東京と現地を行き来しながらRQWをとりまとめる東京本部のSさんです。「編んだもんだら」イベント販売のレギュラーメンバー・Uさん、Sさんとともに、25日の夜行バスで、いざ登米へと出発。

 到着後、現地メンバーKさんたちの家で一息つかせてもらった後、RQWの現地事務所のある「コンテナおおあみ」へ。SさんとRQW現地メンバーのMさんは、この日、マイケル・サンデルの「白熱教室」でお馴染みのハーバード大学から来た仙台出身のKさんと打合せ。Kさんは「HARVARD FOR JAPAN」三陸プロジェクトのメンバーで、この夏、三陸で支援活動ができないか、リサーチに来たとのこと。

                       ●コンテナおおあみ
                       コンテナということばから想像していたよりも
                       立派な2階建コーポラティブオフィス


 午後は鱒淵小学校へ。布や毛糸などの在庫置き場としてRQWがお借りしている倉庫(小学校の元・保健室)の整理が、本日のわたしたちの仕事です。
 東京本部に寄せられた時点で種類ごとに仕分けし、ほどいた着物は数十箱。箱にしまわれたままの布はカビ臭くなってしまうので、台車を使って外に運び出し、風にさらします。これらの布は、翌日登米入りするスキルアップ講座の森岡リエさんに見てもらって、手づくり・手仕事用によさそうな布を選り分けるとのこと。

 多忙なSさんと現地メンバーがバリバリ仕事をしているあいだ、Uさんとふたりで夕飯の準備。去年の3月末から登米の総務として長期ボラに入っていたガッキーの最終日とあって、プチ送別会モードの夕食でした。
 食後、群生地としては日本最北限といわれる鱒淵のホタルを見物に。「寒いから、まだあまり飛んでいないかも……」といわれましたが、川沿いには、ゆっくりと点滅を繰り返す源氏ホタルが点々と……きれいだったなあ。


 翌日は歌津・志津川へ。三陸沿岸は起伏が大きく、ちょっと島にいるような感覚です。海に向かって坂を下っていくと、目の前は礎石だけが残っている……これが被災地の現状だと、あらためて実感させられました。

 伊里前福幸商店の「うたちゃんSHOP」などをひと巡りしてからRQ歌津の活動拠点だった伊里前の大テント内で、中テントを解体。夏場は暑くなるので、ブースのテントを外してほしいという理容室さんの依頼でした。テント内では、ほかにも酒屋さんや小物店などが営業を再開しています。男手は歌津の仙人・スパイダーだけでしたが、無事、解体終了。


                       ●テント解体



 お昼は『フォーチュン宮城』創刊号でも紹介されていた、志津川の「さんさカフェ」で、カレーランチ。ボリュームたっぷり味も本格的なスパイシーカレーが500円。これはかなりお得です。
 現地メンバーが打合せをしているあいだ、225日にオープンした南三陸さんさん商店街へ。笹かまぼこの及善さんで、夕飯のおかずをゲットしました。

                        ●さんさカフェのカレー
                        ●南三陸さんさん商店街



 志津川から歌津に戻り、石泉地区活性化センターで現地メンバーとスキルアップ講座の森岡リエさんと合流。
鱒淵小学校で布選びをする森岡さん、Sさんと分かれ、本日も夕飯づくりを担当。今後のプロジェクトをどう展開していくか。RQW中心メンバーと森岡さんがゆっくりじっくり話をできるまたとない機会とあって、食事をしながらも、話題は尽きません。




            ●朝靄に包まれた鱒淵
            ●華足寺の蓮池


 最終日、冬のあいだも雪道のなか、車を走らせ、編み物講座を続けてきたKさんに、歌津寄木の仮設集会所へ連れて行ってもらいました。鎌倉で月2回「編んだもんだら」のイベント販売をしているSさんも合流。寄木は全10戸ほどの小さな仮設所です。小さい分、結束力も強いようでわきあいあいと作業しているところにお邪魔しました。

 タコや新キャラ「めかびー」を製作中のお母さん方に、東京近辺での販売風景の写真をお見せすると……
「誰が買ってくれるのか、心配で仕方なかったけど、こんなふうに売られているんだねぇ……」とみなさんにっこり。「やっぱり売れるものをつくらないとね」と、人気や販売傾向なども気になるようです。
 つくり手さんと販売ボランティアの交流、今後も定期的に続けると、お母さんたちにとってもよい刺激になるかもしれません。販売ボラ・レギュラーのUさんは「今まで名前だけ知っていたつくり手の方にお会いできて、すごくうれしいです!」と、お母さんたちとの対面に感激していました。

            ●寄木仮設集会所のお母さんたち


 帰りの出発までの短い時間、鱒淵小学校で布の整理をするSさんをお手伝い。梅雨の完全な中休みで、お天気に恵まれた23日の現地ツアーは盛りだくさんのうち、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

 今回、参加してよかったのは、つくり手のお母さん方にお会いできたことに加えて、RQWの運営メンバー4名の仕事ぶりを目の当たりにできたこと。
 “清美パトロール”といわれるように、現地を隈なく回り、被災地の方々の希望に沿う形での支援を模索してきた清美さん。真冬の雪道もものともせず、編み物講座でお母さん方を訪問し続けてきた加恵さん。南三陸の女性のエンパワーメントのために、人をつないでいるめぐみさん。夏は体育館の猛暑と、そして冬はマイナス20度の激寒とバトルしてきたつわものたちはもちろん、東京と現地を行き来しながら、ひと・もの・お金をマネージメントする塩さん。そして勤め人ながら、寝る間も惜しんでRQWの活動に献身するみっちゃん。土日の休みもなしに活動するRQWの運営メンバーのバイタリティプラス強烈な個性は並大抵ではありません。

 RQW729日の気仙沼のお祭りに参加する予定で、人手が必要なこの時期に合わせて、現地ツアー第2弾も検討中とのこと。RQWの現地活動、刺激と楽しみが盛りだくさんなこと、請け合いです。


Reported by つかきょん