11月20日
水梨子コミュニティーセンター 編み物講座
かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこあわせてぴょこぴょこぴょこむぴょこぴょこ。
カエルの歌が聞こえてきました。気仙沼の静かな高台、紅葉も散って冬の気配を感じるころ、季節はずれのビッキたち。
昨年冬におじゃましていたこちらの仮設住宅で、しばらくぶりの編み物講座です。
最近は編み物をしている人は少ないと聞いていたので、参加者は数名かと思っていました。ところが集会所の戸をあけると、お母さんたちがずらりとお待ちかね。
久しぶりの講師のかえちゃん登場にみんな笑顔がはじけます。
「最近は編み物していないんですか?」とかえちゃん。
「だって先生来てくれないから〜」って拗ねたふりするお母さん。
なんだか里帰りしたみたいに、暖かい空気に包まれました。
そしてそんな時間も束の間、今日の作品つくりの説明が始まると、お母さんたちは真剣に先生の説明をきき、あっという間にかぎ針と毛糸の世界に…。
今日のカエルちゃんはちょっと複雑な編み方。編み図とにらめっこしながらあちこちで笑いがおこります。
「なんかこのカエル、手がおかしい!」
「それ、カエルじゃなくて恐竜じゃん!」
「私の寄り目になっちゃった〜!」
「あたしのはカエルじゃなくてビッキだね〜」
「ビッキ?」こちらの方言でカエルのことをビッキとかビッケとかいうそうです。東京からきたスタッフはかわいい〜って盛り上がり、その後に「げろげ〜ろ、げろげ〜ろ♪」誰かの携帯電話の鳴ったもんだから、みんな手を止めて大笑い。なんとも賑やかな時間でした。
終了したのは午後4時、外の空気はすっかり冷えていました。
講座の間は終始楽しそうなお母さん達。今年もこの仮設で冬を迎えます。頑張っているお母さんたちに、暖めてもらったのはきっと私達の方。必ずまた来ますと約束して、お別れしました。
あや
0 件のコメント:
コメントを投稿